スタビロカーブオテロの選び方と表現が広がるおすすめ6選はどれが最適なのか?

繊細なグラデーションとパステル特有の柔らかな質感を、鉛筆感覚で手軽に楽しめるスタビロのカーブオテロ。その魅力を最大限に引き出し、理想の作品を仕上げるためには「スタビロ カーブオテロ 使い方」を正しく理解し、自分に最適なセットを選ぶことが重要です。

初心者からプロまで、多くのアーティストを魅了してやまないこの画材の選び方と、今すぐ手に入れたいおすすめの商品を、専門家の視点から詳しくご紹介します。

目次

スタビロのカーブオテロを使いこなすための選び方

表現に合わせた色の数

スタビロのカーブオテロを選ぶ際にまず検討すべきは、色のバリエーションです。パステル鉛筆は絵具のようにパレットの上で色を混ぜ合わせることが難しいため、基本的には紙の上で色を重ねることで中間色を生み出します。そのため、表現したい世界観に応じた色数が、作品の完成度を大きく左右します。

例えば、静物画や簡単なクロッキーから始めたい方であれば、主要な基本色が揃う12色や24色のセットが適しています。一方で、風景画や人物画など、光の当たり方や肌の繊細な階調を表現したい場合には、36色以上のセットが推奨されます。

色数が多ければ多いほど、塗り重ねによる色の濁りを防ぎ、鮮やかな発色を保ったまま深みのある表現が可能になるからです。

また、カーブオテロは単色での買い足しも可能ですが、最初にまとまったセットを購入しておくことで、自分では選ばないような意外な色が作品のアクセントとして役立つこともあります。まずはご自身が描きたいテーマをイメージし、その彩りを十分にカバーできるボリュームのセットを選ぶことが、上達への一番の近道と言えるでしょう。

芯の硬さと描き心地

カーブオテロの最大の特徴は、木炭やチョークに近い「ドライ」な質感でありながら、鉛筆の形状をしているため細かい描き込みができる点にあります。芯は非常に柔らかく、紙への定着が良いのが魅力ですが、その分、筆圧のコントロールが重要になります。

選び方のポイントとしては、自分が「面」で描きたいのか「線」で描きたいのかを明確にすることです。カーブオテロの芯は直径約4.4mmと太めに作られており、寝かせて描けば広範囲を柔らかく塗ることができ、鋭く削れば髪の毛一本一本のような細密描写も可能です。

実際に手に取った際の描き心地は、まるで粉末を紙に押し当てているような独特な感触があり、これがパステル画特有の温かみを生み出します。硬い色鉛筆に慣れている方は、最初はその柔らかさに驚くかもしれませんが、軽いタッチで色が乗る特性を理解すれば、長時間の制作でも疲れにくいというメリットに気づくはずです。

自分の筆圧の強さを考慮しつつ、この絶妙な「芯の柔らかさ」を活かせるかどうかをイメージしながら選んでみてください。

混色のしやすさを確認

パステル画の醍醐味は、色と色を馴染ませて作る美しいグラデーションにあります。カーブオテロはこの「混色のしやすさ」において非常に優れた性能を持っており、選び方の基準としても欠かせない要素です。

指や擦筆(さっぴつ)を使って色を広げる際の伸びの良さや、異なる色を重ねたときに下の色がどのように透けるか、あるいは混ざり合うかを確認することが大切です。カーブオテロは高い不透明性を持っているため、濃い色の上に明るい色を重ねてハイライトを入れることも容易です。

また、この画材は「水溶性」というユニークな特徴も備えています。水を含ませた筆でなぞることで、パステル特有の粉っぽさが消え、水彩画のような透明感のある表現に変化します。ドライな状態での混色と、水を使ったウェットな状態での混色、この両方のバランスをどう作品に取り入れたいかによって、必要な色味やセット内容も変わってきます。

直感的に「色が混ざる楽しさ」を感じられる画材ですので、多色セットを選ぶことで、より複雑で豊かな色彩表現に挑戦できる環境を整えるのがおすすめです。

必要な周辺道具の有無

カーブオテロを単体で購入するのも良いですが、その性能を100%引き出すためには周辺道具の有無も非常に重要なポイントです。パステル鉛筆は一般的な色鉛筆よりも芯が脆く、専用のシャープナーやカッターでの慎重な削り出しが必要になります。

また、描いた後の粉を定着させるための「フィキサチフ(定着液)」や、細部を修正するための「練り消しゴム」も、快適な制作には欠かせません。選び方の際、これらがセットに含まれているのか、あるいは別途購入する必要があるのかを確認しておきましょう。特にスタビロ純正のシャープナーは、芯を折れにくくしつつ最適な角度に削れるよう設計されているため、本体と合わせて揃えておくと安心です。

さらに、パステルの粉をぼかすための「擦筆」も、指の脂を作品につけたくない場合には必須のアイテムとなります。これから本格的にパステル画を始めようと考えている方は、鉛筆本体だけでなく、これらメンテナンスや仕上げのための道具も含めたトータルな予算と準備を検討することで、購入後の「使いにくさ」による挫折を防ぐことができます。

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表現の幅が広がるカーブオテロのおすすめ商品6選

【スタビロ】カーブオテロ 12色セット(缶入)

パステル鉛筆の描き心地をまずは試してみたいという方に最適な入門セットです。厳選された基本の12色が揃っており、コンパクトな缶入りで持ち運びにも非常に便利です。お出かけ先でのスケッチや、既存の色鉛筆画のアクセントとして使い始めるのにも適したボリューム感となっています。

商品名【スタビロ】カーブオテロ 12色セット(缶入)
価格帯約2,800円〜3,500円
特徴必要最小限の基本色が揃うスターターセット。携帯性に優れ、お試し購入に最適です。
公式サイト公式サイトはこちら

【スタビロ】カーブオテロ 24色セット(缶入)

本格的にパステル画の基礎を学びたい方に一番人気のセットです。12色セットに比べて中間色が増えるため、より深みのあるグラデーション表現が可能になります。静物画や簡単な風景画であれば、この24色があれば十分に満足のいく仕上がりを目指せる、コストパフォーマンスに優れた一品です。

商品名【スタビロ】カーブオテロ 24色セット(缶入)
価格帯約5,500円〜6,500円
特徴実用的な色がバランスよく含まれた定番セット。趣味としての本格導入におすすめです。
公式サイト公式サイトはこちら

【スタビロ】カーブオテロ 36色セット(缶入)

色彩の幅がぐっと広がり、表現の自由度が格段に上がる36色セットです。自然界の複雑な色味を表現するための絶妙なニュアンスカラーが含まれており、光と影のコントラストをよりドラマチックに描くことができます。セット内容には、ボカシ用の擦筆や練り消しゴムが含まれていることが多く、準備がスムーズです。

商品名【スタビロ】カーブオテロ 36色セット(缶入)
価格帯約8,500円〜9,500円
特徴豊かな色彩表現を可能にする中級者向けセット。周辺小道具も付属しており利便性が高いです。
公式サイト公式サイトはこちら

【スタビロ】カーブオテロ 48色セット(缶入)

プロフェッショナルな表現を求めるアーティストに支持される、充実の48色セットです。同系色のバリエーションが豊富になるため、重ね塗りの回数を減らしても理想の色味をダイレクトに表現できます。大判の作品制作や、細密なボタニカルアート、ペットの肖像画などを描く際に、この色数の多さが強力な武器となります。

商品名【スタビロ】カーブオテロ 48色セット(缶入)
価格帯約11,000円〜13,000円
特徴繊細な色彩変化を捉える多色セット。作品に圧倒的なリアリティと深みを与えます。
公式サイト公式サイトはこちら

【スタビロ】カーブオテロ 60色セット(缶入)

カーブオテロの全カラーラインナップを網羅した、最高峰のフルセットです。圧倒的な色数は圧巻で、あらゆるモチーフに対応できる究極の選択肢と言えます。プロの現場はもちろん、最高級の画材で感性を磨きたいという方へのギフトとしても大変喜ばれます。色彩の迷いから解放される、最高に贅沢なセットです。

商品名【スタビロ】カーブオテロ 60色セット(缶入)
価格帯約14,000円〜17,000円
特徴全てのカラーが揃う豪華フルセット。パステル鉛筆の可能性を全て引き出せる究極の構成。
公式サイト公式サイトはこちら

スタビロ カーブオテロ専用シャープナー 4514

カーブオテロを長く大切に使うために、欠かすことのできない必須アイテムです。パステル鉛筆の芯は非常に柔らかく繊細なため、一般的な鉛筆削りでは芯が折れてしまうことが多々あります。この専用シャープナーは、芯にかかる負担を最小限に抑えつつ、パステル画に最適な鋭さに削り上げることが可能です。

商品名スタビロ カーブオテロ専用シャープナー 4514
価格帯約400円〜600円
特徴パステル鉛筆の芯を折らずに削れる専用設計。本体とセットでの購入を強く推奨します。
公式サイト公式サイトはこちら

カーブオテロを比較する際の具体的なチェック項目

1本あたりの価格帯

カーブオテロを比較検討する際、まず現実的にチェックしておきたいのが1本あたりのコストパフォーマンスです。バラ売りで購入する場合、1本あたりおよそ300円前後が相場となりますが、セット購入をすることで1本あたりの単価を抑えることが可能です。

特に36色以上の大容量セットになると、単品合計価格よりも数千円単位でお得になるケースが多く、長期間にわたって制作を続ける予定があるなら、最初から多色セットを選んだほうがトータルコストは低くなります。ただし、パステル鉛筆は「よく使う色」と「あまり減らない色」がはっきりと分かれる傾向にあります。

そのため、比較の際には「セット価格の安さ」だけでなく、後から単色で補充しやすい環境(画材店での取り扱いやネット通販の在庫状況)も視野に入れておくべきです。1本あたりの価格を把握しておくことで、大胆な面塗り用には安価なソフトパステルを併用し、ディテールにはカーブオテロを使うといった、賢い使い分けの判断基準にもなります。

セットに含まれる配色

各セットの配色バランスは、描きたい対象との相性を決定づける重要な比較ポイントです。スタビロのカーブオテロは、鮮やかな発色の中にも、ヨーロッパの伝統的な落ち着いた色調が含まれているのが特徴です。

例えば、24色セットと36色セットを比較すると、36色セットにはより自然な風景を描くためのアースカラー(茶系、緑系)や、空の微妙な変化を捉えるためのブルーの階調が豊富に含まれています。

人物を描くのがメインであれば、肌の色を表現するためのピーチ系やライトピンクが充実しているか、動物を描くなら毛並みの質感を出すためのグレーやベージュのバリエーションがあるかを確認しましょう。

メーカーの公式サイトや商品カタログで、セットに含まれる色見本を確認し、「自分が描きたいモチーフに必須の色」がどれだけ揃っているかを基準に比較することで、購入後の「あの色が足りない」というストレスを最小限に抑えることができます。

水溶性機能の使い勝手

カーブオテロの他社パステル鉛筆との大きな違いの一つが、水に溶けるという点です。比較の際には、この「水溶性」をどの程度重視するかを検討してください。通常のドライパステルとしての使用はもちろん素晴らしいですが、水を使うことで背景をウォッシュ(水彩風の淡い塗り)にしたり、ラインをぼかして幻想的な雰囲気を演出したりすることができます。

この機能は、単に「水で溶ける」ということだけでなく、乾燥した後に再び上からパステルを重ねた際の色の乗り具合や、発色の変化にも影響します。もし、水彩画とパステル画を融合させたミクストメディアのような技法に挑戦したいのであれば、カーブオテロは非常に強力な選択肢となります。

逆に、完全にドライな質感のみを追求し、一切水を使わないという方であれば、水溶性機能による芯の繊細さよりも、よりワックス分の少ない硬質な他製品との比較も検討の余地に入るかもしれません。しかし、表現の引き出しを増やすという意味では、この水溶性機能は非常に高い付加価値と言えます。

収納ケースの携帯性

最後に忘れてはならないのが、収納ケースの仕様と携帯性です。カーブオテロのセットは主に頑丈な「メタル缶」に収納されていますが、色数が増えるにつれてケースのサイズも大きくなり、重量も増していきます。外でのスケッチや絵画教室への持ち運びを前提としている場合、48色や60色の大型セットはカバンの中でかなりのスペースを占領し、重さも負担になる可能性があります。

比較の際は、自宅のデスクで広げて使うのがメインなのか、それとも屋外へ持ち出すことが多いのかを想定しましょう。また、缶の中のトレイの作りも重要です。カーブオテロの芯は衝撃に弱いため、トレイがしっかりと鉛筆を固定し、移動中の振動で芯が折れないよう保護されているかを確認しておく必要があります。

もし多色セットを外へ持ち出したい場合は、専用のロールケース(布製のペンケース)に入れ替える手間なども考慮に入れつつ、自分にとっての最適なサイズ感と収納形態を比較して選ぶのが、長く愛用するためのコツです。

スタビロ カーブオテロの使い方のコツと注意点

フィキサチフでの定着

パステル画を完成させた後に必ず直面するのが「粉落ち」の問題です。カーブオテロは非常に粒子が細かく、紙の表面に載っているだけの状態に近いため、指で触れたり作品同士を重ねたりすると、簡単に色が剥げたり汚れが広がったりしてしまいます。これを防ぐために不可欠なのが、フィキサチフ(定着液)の使用です。

使い方のコツとしては、作品から30cmほど離して、霧を吹きかけるように薄く均一にスプレーすることです。一度に大量にかけてしまうと、パステル特有のふんわりとした質感が損なわれたり、色が沈んで暗くなってしまったりすることがあるため、「薄くかけては乾かす」を数回繰り返すのが理想的です。

また、最近では定着力が高いながらも色の変化が少ない専用のフィキサチフも販売されています。完成した大切な作品を長く美しい状態で保存するために、カーブオテロを使用する際はフィキサチフでの仕上げをルーティンに含めるようにしましょう。このひと手間で、作品の耐久性とプロフェッショナルな仕上がりが大きく変わります。

芯を削る際の力加減

カーブオテロの芯は非常にデリケートで折れやすいため、削る際には細心の注意が必要です。一般的な鉛筆と同じ感覚で鉛筆削りに入れて強く回すと、中で芯がポキポキと折れてしまい、あっという間に鉛筆が短くなってしまうという失敗がよくあります。

理想的な使い方は、専用のシャープナーを使用するか、鋭利なカッターナイフを使って手で削ることです。カッターで削る場合は、木の部分を少しずつ削り出し、芯を長く出しすぎないようにするのがポイントです。芯を尖らせる際には、カッターの刃を優しく当てるか、細目のサンドペーパー(紙やすり)の上で芯を転がすようにして形を整えると、折れるリスクを大幅に減らしつつ、細密描写に適した鋭い先端を作ることができます。

もし削っている最中に芯が折れやすいと感じる場合は、室内の湿度や保管状況も影響している可能性があるため、なるべく乾燥した場所で保管し、衝撃を与えないよう丁寧に扱うよう心がけてください。この「削り」の工程をマスターすることこそが、カーブオテロを使いこなす第一歩です。

指や擦筆でのぼかし方

パステル特有の柔らかな表現を生み出す「ぼかし」の技法は、カーブオテロの醍醐味です。指を使ってぼかす方法は、体温でパステルが紙に馴染みやすく、直感的なグラデーション作りができますが、指の脂が紙に付着すると後から色が乗りにくくなるという注意点もあります。

そこで活用したいのが「擦筆(さっぴつ)」やコットンパフです。擦筆を使えば、指では届かないような細かい部分のぼかしや、色同士の境界線を自然に馴染ませることがスムーズに行えます。使い方のコツは、一度に広い範囲をぼかそうとせず、色の境目を優しく叩くようにして徐々に広げていくことです。

また、明るい色から暗い色へ、あるいはその逆へとぼかす方向を変えるだけで、光の流れや奥行きを自在にコントロールできます。ぼかした後に再び鉛筆で描き込むことで、柔らかさと鋭いラインが共存する、立体感のある描写が可能になります。指、擦筆、ティッシュなど、道具によってぼかしの質感も変わるため、いろいろな方法を試して自分の理想とするタッチを見つけてみてください。

専用消しゴムでの修正

「パステルは修正が難しそう」と思われがちですが、カーブオテロは練り消しゴム(イージークリーナー)を併用することで、驚くほど自由に修正やハイライト入れが可能です。

一般的なプラスチック消しゴムのように紙を擦って消すのではなく、練り消しゴムを小さくちぎり、色を取り除きたい部分に上からポンポンと押し当てるようにして粉を吸い取らせるのが正しい使い方です。これにより、紙を傷めることなく、塗りすぎた色を薄くしたり、間違えた箇所を綺麗に修正したりできます。

また、練り消しゴムを細く尖らせて使うことで、動物のひげや水面の輝きなど、色を抜くことで表現する「引き算の描法」も楽しめます。もし、色が深く入りすぎて練り消しゴムで落ちない場合は、専用の硬質消しゴムを慎重に使うこともありますが、基本的には「吸い取る」イメージで修正を行うのがパステル画の鉄則です。

失敗を恐れずに何度も塗り重ね、修正を繰り返しながら作品を練り上げていける柔軟性も、カーブオテロが多くのアーティストに愛される理由の一つです。

カーブオテロでパステル画の世界を楽しみましょう

スタビロのカーブオテロは、単なる画材を超えて、描く人の想像力を無限に広げてくれる魔法のような道具です。その柔らかな芯から生まれる豊かな色彩と、水で溶けるという独自の機能、そして鉛筆ならではの緻密な操作性は、あなたの創作活動に新しい風を吹き込んでくれるでしょう。

自分にぴったりのセットを選び、正しい使い方とメンテナンスを身につけることで、日々の制作はより楽しく、より充実したものになります。まずは気になるセットを手に取って、紙の上で色が踊る感触を確かめてみてください。パステル画の奥深い世界が、あなたのすぐそばで待っています。

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ペンにこだわると、イラストがどんどん上達します。

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この記事を書いた人

漫画やアートで「これってどうしてこんなに心を動かされるんだろう?」と考えるのが好きです。色の選び方や構図、ストーリーの展開に隠れた工夫など気づいたことをまとめています。読む人にも描く人にも、「あ、なるほど」と思ってもらえるような視点を、言葉で届けていきたいと思っています。

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