紙粘土の色付けは絵の具以外で!ペンやパステルで可愛く仕上げるおすすめ道具8選

紙粘土工作といえば絵の具で色を塗るのが定番ですが、実は身近にある文房具や化粧品などを使うと、驚くほど多彩な表現が可能になります。ペンやパステル、色鉛筆などは、絵の具にはない独特の質感や繊細なグラデーションを生み出してくれる便利な道具です。お子さんの自由研究から本格的な雑貨作りまで、表現の幅を広げる「絵の具以外」の色付け方法をご紹介します。

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紙粘土の色付けは絵の具以外でも雰囲気がガラッと変わる

紙粘土の色付けには、粘土が柔らかいうちに色を練り込む方法と、形を作って乾燥させた後に表面へ色を乗せる方法の2種類があります。絵の具以外の道具を使う場合、このタイミング次第で仕上がりの質感が大きく左右されます。例えば、ペンを使えばはっきりとした模様が描けますし、パステルを使えばふんわりとした柔らかい表現が可能です。それぞれの特徴を理解して、理想の作品を目指しましょう。

乾く前に混ぜると色ムラが出にくい

粘土が乾く前の柔らかい状態で、ペンなどの染料を直接粘土に塗り込み、そのまま手で捏ねて混ぜ合わせる方法があります。この「練り込み」という手法は、粘土の芯まで均一に色がつくため、後から作品を削ったり切ったりしても色が変わらないのが大きなメリットです。絵の具を使わなくても、カラーマーカーなどを粘土に点々と打ってから捏ねるだけで、パステルカラーのような優しい色合いを簡単に作ることができます。

この方法のポイントは、色が完全に混ざりきるまでしっかり捏ねることです。混ぜ方が不十分だとマーブル模様のようになりますが、あえてそのムラを活かして天然石のような風合いを出すことも可能です。また、練り込みは乾燥後のひび割れ部分も同じ色になるため、初心者の方でも仕上がりが綺麗に見えやすいという特徴があります。

注意点として、一度にたくさんの色を入れすぎると粘土の粘り気が変わってしまうことがあります。まずは少量から試し、少しずつ理想の色に近づけていくのがコツです。

乾いた後に塗るとデザインの幅が広がる

作品を完全に乾燥させた後、表面に色を乗せていく方法は、より細かなデザインや鮮やかな発色を楽しみたい時に適しています。粘土の表面は乾燥すると少しザラついた質感になるため、色鉛筆やペン、パステルなどのノリが非常に良くなります。絵の具のように水を使わない道具であれば、乾燥した粘土が水分を吸ってふやけてしまう心配もありません。

乾いた後に着色する場合、色の重ね塗りがしやすいという利点もあります。例えば、ベースの色を薄く塗った上から、別の色で模様を描いたり、陰影をつけたりすることで、立体感のある作品に仕上がります。特にキャラクターの顔や植物の細かな模様など、筆では難しい繊細な描写も、ペンや色鉛筆なら思い通りに進めることができます。

表面だけの着色になるため、傷がつくと下の白い粘土が見えてしまうことがありますが、それは後から述べるコーティング剤などで保護することで解決できます。

道具選びで発色と質感が変わる

紙粘土に色を付ける道具は、その成分によって「水性」「油性」「粉末状」などに分けられ、それぞれに異なる魅力があります。例えば、水性サインペンは粘土に馴染みやすく、練り込みにも向いています。一方で、油性ペンは乾燥後の表面に描くと、にじみが少なくパキッとした力強い発色になります。

また、パステルのような粉末状の道具は、指でこすりつけることで陶器のような滑らかなグラデーションを作ることができます。このように、道具の特性を活かすことで、同じ形の粘土でも「プラスチックのような質感」や「石のような重厚感」など、全く異なる雰囲気を演出できます。

どのような仕上がりを目指したいのかを事前に決めておくと、道具選びで迷うことがなくなります。複数の道具を組み合わせて、部分ごとに質感を変えてみるのも面白い試みです。

仕上げのコーティングで色持ちが安定する

絵の具以外の道具、特にパステルや色鉛筆、水性ペンなどを使用した場合、そのままでは色が落ちやすかったり、時間が経つと色あせたりすることがあります。せっかく綺麗に仕上げた作品を長く保つためには、最後にコーティングを施すことが欠かせません。

コーティングには、粘土専用のニスだけでなく、身近なものでは透明のネイルトップコートや、工作用のスプレーなども活用できます。これにより、表面が薄い膜で覆われ、摩擦による色落ちや湿気による変色を防ぐことができます。

コーティング剤には「光沢(グロス)」と「つや消し(マット)」のタイプがあり、どちらを選ぶかで作品の印象が180度変わります。光沢タイプは瑞々しいフルーツや宝石のような表現に、つや消しタイプは動物の毛並みやアンティーク風の雑貨に適しています。

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紙粘土の色付けに使えるアイテムおすすめ8選

ここからは、絵の具の代わりとして紙粘土の色付けに大活躍する、おすすめのアイテムを8つご紹介します。それぞれの道具が持つ特徴と、代表的な商品を表にまとめました。

油性ペン・マーカーで線や模様を入れる

油性ペンは乾燥後の粘土に対して非常に高い密着力を持ち、色あせにくいのが特徴です。細かい文字や線を描くのに最適で、一度乾けば水に濡れても落ちません。

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ポスカで不透明にしっかり塗る

ポスカは水性サインペンですが、乾くと重ね塗りができ、下地の色を完全に隠すことができます。マットで均一な発色になるため、ポップな作品作りには欠かせません。

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パステルでふんわりグラデにする

パステルを削って粉状にし、指や綿棒で粘土に擦り込むと、柔らかい血色や空のグラデーションなどが表現できます。練り込みに使えば、淡い色付きの粘土が作れます。

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色鉛筆で細かい陰影を足す

乾燥した粘土の表面に適度な硬さのある色鉛筆を使うと、非常に細かな描写が可能です。キャラクターの瞳や、動物の毛並みを一本ずつ描く際に向いています。

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クレヨンで質感を残して色をのせる

クレヨンは油分を含んでいるため、粘土の表面に独特の厚みと光沢を与えます。少しラフに色を乗せたい時や、手作り感のある温かい雰囲気を出したい時に役立ちます。

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カラーペーパーや折り紙を貼って仕上げる

色を「塗る」のではなく「貼る」方法です。ノリを使って折り紙やマスキングテープを表面に貼り付けることで、手描きでは難しい幾何学模様や柄を簡単に取り入れられます。

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アイシャドウでパール感を出す

余ってしまったアイシャドウも立派な画材になります。チップや指で粘土に塗ると、パウダー特有のパール感やラメ感が加わり、幻想的で高級感のある仕上がりになります。

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ネイルカラーでツヤと硬さを足す

マニキュアは発色が良く、乾燥が早いため、小さなパーツの着色に便利です。ラメ入りのものを使えば簡単にデコレーションでき、表面を硬く保護する効果も期待できます。

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乾く前と乾いた後で「色の入れ方」を変えると失敗しにくい

紙粘土に色を入れる際は、タイミングに合わせた適切なテクニックを使うことで、失敗のリスクを大幅に減らせます。練り込みのコツや、表面への着色を美しく仕上げるための手順を詳しく見ていきましょう。

練り込みは少量ずつ混ぜて濃さを調整する

粘土に色を練り込む際、最初から大量のインクや染料を入れないことが鉄則です。紙粘土は乾燥すると色が少しだけ薄くなる傾向がありますが、練り込みすぎると粘土がベタベタになってしまい、成形が困難になるからです。

まずは米粒程度のインクを粘土に付け、全体が均一な色になるまで捏ねます。色が薄いと感じたら、再度少しずつ足していく「スモールステップ」が大切です。これにより、意図した通りの絶妙な中間色を作ることが可能になります。また、複数の色の粘土を作っておき、それらを混ぜ合わせて新しい色を作る方法も、失敗が少なくおすすめです。

表面の着色は下地を整えてから塗る

乾燥した後にペンや色鉛筆で塗る場合は、下地の状態が仕上がりを左右します。紙粘土は乾燥時に表面が毛羽立ったり、細かな凹凸ができたりしやすいため、そのまま塗ると色がムラになりがちです。

着色前に目の細かいサンドペーパー(400番〜600番程度)で表面を軽く磨き、滑らかにしておきましょう。削りカスを乾いた筆や布でしっかり取り除いてから色を乗せると、ペンの走りが良くなり、発色が格段に向上します。この一手間が、作品の完成度をプロのような仕上がりに近づけてくれます。

ぼかしは指や綿棒で境目をなじませる

パステルやアイシャドウ、さらには水性ペンの色を少しぼかしたい時は、指や綿棒が大活躍します。色を乗せた直後に、境界線を外側に向かって優しくこすることで、自然なグラデーションが生まれます。

特に綿棒は、細かい部分のぼかしに非常に便利です。強めにこすると色が薄くなり、優しく叩くように馴染ませると色の密度を保ったまま境界をぼかせます。また、水性ペンで描いた直後に少しだけ湿らせた綿棒でなぞると、水彩画のような淡い表現も可能になります。

柄や文字は下書きしてから仕上げる

ペンを使って細かい模様や文字を入れる場合、いきなり本番のペンで描くのは勇気がいります。失敗を防ぐために、HB程度の硬めの鉛筆で薄く下書きをすることをおすすめします。紙粘土の表面は鉛筆との相性が良く、薄く描けば後で上からペンを重ねても目立ちません。

下書きがあれば、全体のバランスを確認しながら修正ができるため、文字が斜めになったり模様が歪んだりするのを防げます。ペン入れをした後は、インクが完全に乾いたのを確認してから、必要に応じて消しゴムで下書きを優しく消しましょう。

きれいに仕上げるための注意点と長持ちさせる工夫

絵の具以外の着色は手軽で楽しいものですが、いくつか注意点を知っておくことで、より長く作品を楽しむことができます。にじみ対策や保存方法など、完成した後のことも考えて作業を進めていきましょう。

乾燥不足だと色がにじみやすい

紙粘土の内側に水分が残っている状態で表面に着色をすると、インクが粘土の水分を吸って広がり、意図しない「にじみ」が発生することがあります。特に水性サインペンやマーカーを使う場合は注意が必要です。

作品の大きさにもよりますが、表面だけでなく中までしっかり乾かすには数日かかることもあります。着色は「完全に白く、軽くなってから」を基本にしましょう。もし急ぎの場合は、練り込み手法を選ぶか、にじみにくい油性ペンを検討してください。

油性と水性を重ねる順番で見た目が変わる

複数の画材を組み合わせる場合、塗る順番が重要です。基本的には「水性→油性」の順番で重ねるのが定石です。油性のペンの上から水性のペンを塗ろうとすると、油分が水を弾いてしまい、色が乗らなかったりインクが浮いてしまったりすることがあります。

例えば、パステル(水性寄り)で全体をぼかした後に、油性ペンで細部を描き込むといった流れがスムーズです。また、道具同士の化学反応で色が変色する場合もあるため、目立たない部分や余った粘土でテストしてから本番に挑むと安心です。

こすれ対策はトップコートが安心

パステルや色鉛筆での着色は、手で触れるだけで色が落ちたり、他の場所に色が移ったりしやすいという弱点があります。これを防ぐために、仕上げには必ずコーティング剤を使用しましょう。

工作用のニススプレーなら、作品から20〜30cm離して全体に薄く吹き付けるだけで、色をしっかり定着させられます。一度に厚塗りせず、薄く塗って乾かす作業を2〜3回繰り返すと、ムラのない丈夫な皮膜が作れます。身近なネイル用のトップコートは、小さなアクセサリーパーツの保護に非常に便利です。

光沢かマットかで完成イメージを決める

最後の仕上げ剤には、ツヤが出る「グロスタイプ」と、ツヤを抑える「マットタイプ」があります。これだけで作品のキャラクターが大きく変わるため、慎重に選びましょう。

食べ物モチーフなら、ニスでツヤを出すと美味しそうに見えます。一方で、石造りの建物や動物などの自然な質感を出したいなら、つや消しスプレーが適しています。あえて部分的に使い分け、瞳だけをツヤありにして、肌はつや消しにするといった工夫も非常に効果的です。

絵の具以外で紙粘土を楽しく色付けするコツまとめ

紙粘土の色付けは、絵の具という枠を超えることで、より自由で創造的な世界が広がります。ペンやパステル、色鉛筆、さらには化粧品やネイルまで、身近なアイテムがすべて素晴らしい画材に変わります。

色ムラを防ぎたいなら練り込みを、細かな表現をしたいなら乾燥後の着色をといった具合に、タイミングと道具を使い分けるのが成功の秘訣です。仕上げのコーティングを忘れずに行い、あなただけの特別な質感を持つ作品を完成させてください。身近な道具を手に取って、新しい紙粘土の楽しみ方を見つけてみましょう。

世界70か国で愛されるコピック!
ペンにこだわると、イラストがどんどん上達します。

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この記事を書いた人

漫画やアートで「これってどうしてこんなに心を動かされるんだろう?」と考えるのが好きです。色の選び方や構図、ストーリーの展開に隠れた工夫など気づいたことをまとめています。読む人にも描く人にも、「あ、なるほど」と思ってもらえるような視点を、言葉で届けていきたいと思っています。

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