「ノートパソコン 液タブ代わり」としてデバイスを探している方は、機材のミニマル化を求めているのではないでしょうか。1台で本格的なイラスト制作から事務作業までこなせれば、デスク周りもスッキリし、外出先での作業効率も劇的に向上します。今回は、液タブに引けを取らない描き心地を実現する最新機種の選び方とおすすめ商品を徹底解説します。
ノートパソコンを液タブ代わりにする選び方
筆圧感知のレベルで選ぶ
ノートパソコンを液タブとして活用する上で、最も重視すべきはペンの「筆圧感知レベル」です。現在、主流となっているのは4096段階、あるいはプロフェッショナル仕様の8192段階です。
この数値が高いほど、ペン先のわずかな力加減を正確に画面へ反映させることができます。特に、細かなハッチングや繊細なグラデーションを多用するイラスト制作においては、このスペックが仕上がりに直結します。
また、単にレベルの数値だけでなく、採用されているペンの通信規格(プロトコル)にも注目してください。Microsoftが提唱するMPP(Microsoft Pen Protocol)や、Wacomの技術をベースにしたAES(Active Electrostatic)、そして充電不要で滑らかな描き心地を実現するEMR(電磁誘導方式)などがあります。
自分の描き味の好みに合う規格を搭載したモデルを選ぶことで、液タブからの移行もスムーズになります。
さらに、最近では「傾き検知機能」の有無も重要なポイントです。鉛筆でデッサンするように、ペンを寝かせて広い面積を塗るような表現を求めるなら、この機能は必須と言えるでしょう。スペック表を確認する際は、筆圧レベルだけでなく、これらの付随するペン機能が自分の描画スタイルに合致しているかを精査することが、失敗しないための第一歩となります。
画面の光沢度を確認する
画面の表面処理、つまり「グレア(光沢)」か「ノングレア(非光沢)」かは、描き心地と視認性の両面に大きな影響を与えます。
多くの2-in-1ノートパソコンやタブレットPCは、発色の美しさを優先してグレア液晶を採用していますが、これは液タブ代わりに使う際には一長一短があります。グレア液晶は色が鮮やかに見えますが、照明の映り込みが激しく、長時間の作業では目が疲れやすいという側面があります。
一方で、液タブ特有の「紙に近い質感」を求めるのであれば、反射を抑えたマットな質感が理想的です。しかし、ノートパソコンで完全にノングレアのタッチパネルを搭載しているモデルは限られています。
そのため、購入後に「ペーパーライクフィルム」を貼ることを前提にするのも一つの手です。ただし、フィルムを貼ると画面の鮮明さが若干損なわれるため、元の液晶がどれだけ高精細であるかも併せて確認しておく必要があります。
また、画面の「摩擦係数」も重要です。ガラス面がツルツルしすぎているとペン先が滑り、線が安定しません。一部の高級モデルでは、ガラスの表面に微細なエッチング加工を施して適度な抵抗感を持たせているものもあります。
実機を触れる環境であれば、ペンを走らせた時の「止まり」の良さを確認してください。これが、アナログに近い感覚で描けるかどうかの分かれ目になります。
CPUとメモリの性能を重視
イラスト制作ソフト、特にPhotoshopやClip Studio Paint、SAIなどは、レイヤー数が増えるほどPCに大きな負荷をかけます。液タブ代わりに使うノートパソコンであれば、一般的な事務作業用スペックでは力不足を感じる場面が多いでしょう。最低でもCPUはIntel Core i5以上、できれば最新のCore UltraシリーズやRyzen 7クラスを搭載したモデルを選びたいところです。
次に重要なのがメモリ(RAM)の容量です。8GBでは複数のレイヤーや高解像度のキャンバスを扱う際に動作が重くなり、ストロークに遅延(ラグ)が発生することがあります。快適な描画環境を維持するためには、16GB以上のメモリを搭載していることが現代のイラスト制作におけるスタンダードです。
一度ラグを感じてしまうと、制作のモチベーションに悪影響を及ぼすため、ここは妥協すべきではないポイントです。
さらに、GPU(グラフィックス)の性能も無視できません。3Dモデルを下書きに活用したり、4Kなどの高解像度モニターへ出力して作業したりする場合、GPUの処理能力が全体のパフォーマンスを底上げしてくれます。
内蔵グラフィックスであっても、近年の上位モデルであれば十分な性能を持っていますが、クリエイティブワークに特化したいのであれば、専用GPUを搭載したモデルを選択肢に入れることで、よりストレスフリーな創作活動が可能になります。
画面サイズと携帯性の両立
液タブ代わりにノートパソコンを使う最大のメリットは、場所を選ばずに描けることです。しかし、画面サイズが小さすぎるとキャンバスが狭く、UIツールバーを表示させただけで描画スペースが圧迫されてしまいます。
一方で、サイズが大きすぎると重量が増し、外へ持ち出すのが億劫になるというジレンマが生じます。一般的には、13インチから14インチ程度のサイズが、作業領域と携帯性のバランスが最も優れていると言えます。
このサイズ感であれば、カフェの小さなテーブルでも広げやすく、かつA4サイズのバッグに収まるため持ち運びも容易です。また、画面の「アスペクト比」にも注目してください。
一般的な16:9よりも、16:10や3:2といった縦方向に長い比率のディスプレイを採用しているモデルの方が、描画ソフトのツール類を表示させてもキャンバスを広く確保できるため、非常に作業がしやすくなります。
加えて、本体の「薄さ」と「重量」もチェックしましょう。1.3kg以下であれば、片手で持ちながら反対の手で描くといったスタイルも現実的になります。さらに、2-in-1タイプの場合は、ディスプレイを360度回転させた時の厚みも重要です。
折りたたんだ際にフラットにならないと、描く時にガタつきが生じ、集中力を削いでしまいます。自分の主な作業環境をイメージし、持ち運びの頻度と描画時の安定性を天秤にかけて最適な1台を選び出してください。
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液タブ代わりに最適なノートパソコン6選
Microsoft Surface Pro 11|高精度の描画性能
Windowsタブレットの代名詞的存在であり、別売りの「Surface スリム ペン 2」を使用することで、独自の触覚フィードバックにより紙に書いているような感覚を得られます。最新のSoC搭載で処理能力も抜群です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | Microsoft Surface Pro 11 |
| 価格帯 | 約190,000円〜 |
| 特徴 | 120Hz駆動の滑らかな描き心地と高い携帯性 |
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HP Spectre x360 14|有機ELの鮮やかな色彩
洗練されたデザインに、圧倒的な美しさを誇る2.8Kの有機ELディスプレイを搭載しています。MPP2.0準拠のペンが同梱されており、購入してすぐに本格的なイラスト制作を開始できるのが魅力です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | HP Spectre x360 14-eu |
| 価格帯 | 約220,000円〜 |
| 特徴 | 高コントラストな有機ELと高品位な同梱ペン |
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ASUS ROG Flow Z13|最強のゲーミング&制作
タブレット型ながら専用GPUを搭載可能なモンスターマシンです。重い3D素材を多用するイラストや、動画編集も兼ねるクリエイターにとって、これ以上の選択肢はないほどのパフォーマンスを誇ります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | ASUS ROG Flow Z13 GZ301 |
| 価格帯 | 約250,000円〜 |
| 特徴 | ゲーミンググレードの性能をタブレット形状で実現 |
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Lenovo Yoga 7i Gen 9|高コスパな2in1
14インチの大画面と、実用的なスペックを備えながらも価格が抑えられたコストパフォーマンスモデルです。これからデジタルイラストを始めたい学生や、趣味での利用を検討している方に最適です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | Lenovo Yoga 7i Gen 9 |
| 価格帯 | 約120,000円〜 |
| 特徴 | 手頃な価格で手に入る本格2-in-1環境 |
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Galaxy Book4 Pro 360|Sペン同梱モデル
WacomのEMR技術を採用した「Sペン」が付属しています。筆圧感知が非常に繊細で、充電不要なペンは多くのプロイラストレーターからも高く評価されています。薄型軽量で持ち運びも苦になりません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | Samsung Galaxy Book4 Pro 360 |
| 価格帯 | 約230,000円〜 |
| 特徴 | 最高峰の描き味を誇るSペンと薄型大画面 |
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ASUS Vivobook 13 Slate|安価で手軽な液タブ化
有機ELディスプレイを搭載した低価格なタブレットPCです。スペックは控えめですが、お絵描きに特化すれば十分実用的です。サブ機として、あるいは子供向けのデジタル画材としても非常に人気があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | ASUS Vivobook 13 Slate OLED |
| 価格帯 | 約80,000円〜 |
| 特徴 | 格安で手に入る美しい有機ELお絵描きデバイス |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
描画用ノートパソコンを比較する際のポイント
ペンの追従性と視差の少なさ
液タブ代わりにノートパソコンを使う際、最もストレスを感じやすいのが「追従性」と「視差」の問題です。追従性とは、ペン先を動かしてから実際に画面上に線が描かれるまでのタイムラグを指します。
最新のモデルでは、画面のリフレッシュレートが120Hz以上のものが増えており、これによりペン先と線が吸い付くようなスムーズな感覚が得られるようになっています。逆にリフレッシュレートが低いと、素早いストロークで線が遅れてついてくる感覚になり、精密な描写が難しくなります。
また、「視差」はペン先が触れているガラスの表面と、実際に色がつく液晶パネルの間の距離によって生じるズレのことです。
ノートパソコンの中には、ガラスと液晶を一体化させた「フルラミネーションディスプレイ」を採用しているものがあり、これを選ぶことで視差を極限まで抑えることができます。視差が大きいと、狙った場所に線が引けないため、特に細かいディテールの書き込みでストレスが溜まります。
これらの要素は、単純なスペック表の数字だけでは測りにくい部分でもあります。レビュー動画などで、ペン先と線の動きにズレがないか、ガラスの厚みを感じさせない設計になっているかを確認することが重要です。
特に、液タブから移行するユーザーにとって、このダイレクト感の有無は、デバイスを愛用できるかどうかの決定的な分かれ道となるはずです。
色再現性とパネルの品質
クリエイティブな作業において、画面に表示されている色と、印刷結果や他のデバイスで見た時の色のギャップは最小限に抑えなければなりません。そのため、ノートパソコンを選ぶ際は「色再現性」の指標を必ずチェックしてください。
具体的には、sRGBカバー率100%や、より広色域なDCI-P3 100%といった基準を満たしているかどうかが目安となります。これらの基準を満たしていれば、作者が意図した通りの正確な色彩で制作を進めることができます。
パネルの種類についても理解が必要です。現在はIPS方式が主流ですが、より高いコントラストと深い黒を表現できる「有機EL(OLED)」を採用するモデルが増えています。
有機ELは色が非常に鮮やかで、暗い部分の階調表現にも優れているため、夜景の描写やシネマティックなイラスト制作には大きな武器となります。ただし、長時間同じ画面を表示し続けることによる「焼き付き」のリスクもあるため、保護機能が充実しているかどうかも併せて確認すべきです。
また、キャリブレーション(色の調整)が工場出荷時に行われている「PANTONE認証」などを取得しているモデルは、プロユースとしても安心感があります。
色の正確性は、作品のクオリティを左右するだけでなく、クライアントワークにおけるトラブル防止にも繋がります。自分の作品をどのような媒体で発表するのかを考慮し、最適な色域を持つパネルを選択しましょう。
接続端子と外部出力の有無
ノートパソコンを液タブ代わりに使う場合、それ単体で作業が完結することもあれば、さらに大きな外部モニターに接続して「メイン機」として運用したい場面も出てきます。その際に重要となるのが、搭載されている接続端子の種類と数です。
特に、最新のThunderbolt 4やUSB4に対応したType-Cポートがあれば、ケーブル1本でモニターへの映像出力と本体への給電を同時に行うことができ、デスク周りを非常にシンプルに保てます。
また、SDカードスロットの有無も、一眼レフカメラで撮影した資料を取り込むことが多いクリエイターにとっては見逃せないポイントです。スロットがない場合はハブを持ち歩く必要がありますが、本体に内蔵されていれば、外出先での利便性は格段に向上します。
さらに、左手デバイスや外部キーボードを多用する場合、Bluetoothの安定性や、有線接続のためのUSB-Aポートが1つでもあると、いざという時に重宝します。
将来的な拡張性も考えておきましょう。例えば、より高性能な外部GPU(eGPU)を接続できるポートがあれば、将来的に3D制作などの高負荷な作業が必要になった際にも、パソコンを買い替えずにパワーアップさせることが可能です。
自分の現在の制作環境だけでなく、今後挑戦したい分野も見据えて、必要なインターフェースを備えたモデルを選ぶことが、長く愛用できる秘訣です。
排熱性能と動作音の静かさ
イラスト制作ソフトは思いのほかCPUやGPUを酷使するため、本体が熱を持ちやすくなります。特に液タブのように画面に手を置いて描くスタイルでは、発熱した画面が手に触れ続けることで不快感を感じたり、最悪の場合は「低温火傷」のような状態になったりするリスクもあります。
そのため、冷却ファンが効率的に配置され、手に触れる部分に熱が溜まりにくい設計になっているかどうかが、快適な作業時間を左右します。
また、ファンの動作音についても注意が必要です。静かなカフェや図書館で作業したい時、あるいは自宅で集中して描きたい時に、ファンの回転音が「サー」と鳴り響くと、集中力が削がれてしまいます。
最近のモデルには、作業負荷に応じて冷却モードを切り替えられる機能が備わっていることが多いため、静音モードに設定した際でも描画パフォーマンスが極端に落ちないかどうかを確認しておくのが賢明です。
排熱性能が低いと、PCを保護するために動作速度を制限する「サーマルスロットリング」が発生し、突然ソフトの動きが重くなることがあります。これは制作のリズムを崩す大きな要因です。
購入前のリサーチとして、高負荷時の表面温度やファンの騒音レベルについて言及しているユーザーレビューを参考にすることをお勧めします。長時間の作業でもパフォーマンスを維持でき、かつ静かな環境を提供してくれる1台を選びましょう。
ノートパソコンを液タブ化する際の注意点
専用ペンの別売りを確認
多くの2-in-1ノートパソコンはタッチ操作には対応していますが、イラスト制作に不可欠な専用ペンが「同梱」されているとは限りません。特に人気モデルの多くはペンが別売りとなっており、本体価格に加えて1万〜2万円程度の追加出費が必要になるケースが多々あります。予算を立てる際には、必ず本体価格だけでなく、必要な純正ペンの価格も含めた「合計金額」で検討するようにしてください。
また、サードパーティ製の安価なペンが使える場合もありますが、筆圧の感触や傾き検知の精度、サイドボタンのカスタマイズ性などは純正品に劣ることがほとんどです。特に、液タブ代わりとしての精度を求めるのであれば、その機種の性能を最大限に引き出せる純正ペンを強くお勧めします。
純正ペンであれば、ペアリングの安定性やショートカット設定の親和性も保証されているため、無駄なトラブルを避けることができます。
さらに、ペン先の「替え芯」の入手性も重要です。毎日描いているとペン先は摩耗していきます。専用ペンの場合、替え芯がどこで買えるのか、価格はいくらなのかを事前に確認しておくと安心です。ペン自体の充電方式も、USB-Cケーブルを直接刺すタイプや、本体に磁石でくっつけて充電するタイプ、あるいは乾電池式など様々ですので、自分の運用スタイルに合ったものを選びましょう。
液晶保護フィルムの選定
ノートパソコンの画面は通常、指での操作を前提とした硬いガラスですが、ペンで描くとなると「滑りすぎる」と感じることが多いでしょう。そこで検討したいのが液晶保護フィルムですが、これには慎重な選定が必要です。
最も人気なのは、紙のような抵抗感を与える「ペーパーライクフィルム」です。これを貼ることで液タブに近い描き心地が得られますが、ペン先の摩耗が早まるというデメリットもあります。
また、フィルムの厚みによって、前述した「視差」がわずかに増大する可能性もあります。高精細なディスプレイを搭載しているモデルの場合、マットなフィルムを貼ることで画面が少し白っぽく見えたり、粒状感が気になったりすることもあります。色の正確性を最優先するのであれば、光沢を維持しつつ表面の滑りを抑えたタイプや、反射防止機能に優れた高品質なフィルムを選ぶべきです。
フィルム選びで失敗しないコツは、自分の機種専用にカットされたものを選ぶこと、そして「描き味」と「画質の維持」のどちらを優先するかを明確にすることです。
最近では、着脱可能なマグネット式のペーパーライクフィルムも登場しています。これなら、描く時だけ貼り付けて、動画鑑賞や事務作業の時は外して本来の美しい画面を楽しむといった使い分けが可能になり、ノートパソコンの利便性を損なわずに済みます。
描画ソフトの動作環境確認
ノートパソコンのハードウェアスペックが十分でも、使用したい描画ソフトがそのデバイスやOSに完全対応しているかを確認する必要があります。例えば、一部の軽量ノートパソコンに採用されているARM版Windowsを搭載したモデル(Surface Proの特定の構成など)では、従来のx64版ソフトがエミュレーション動作となり、本来のパフォーマンスが発揮できなかったり、特定のプラグインが動かなかったりすることがあります。
また、マルチタッチ機能やジェスチャー操作がソフト側でどれだけ最適化されているかも重要です。液タブ代わりに使う場合、キーボードを使わずに画面上のジェスチャーでキャンバスを回転させたりズームしたりすることが多くなります。Clip Studio Paintのように、タッチ操作に最適化されたUIモードを備えているソフトであれば快適ですが、古いソフトや一部の専門的なソフトでは、ペン操作だけでは不便を感じることもあります。
購入前には、ソフトの公式サイトで「推奨動作環境」をチェックするだけでなく、その機種でそのソフトを使っているユーザーのコミュニティやSNSでの声を拾ってみるのが一番確実です。特に最新のOSや新しいプロセッサを搭載したモデルの場合、ソフト側のアップデートで対応状況が変わることもあるため、常に最新の情報を得ることがスムーズな導入の鍵となります。
左手デバイスの導入検討
ノートパソコンを折りたたんでタブレットモードにすると、物理キーボードが使えなくなります。イラスト制作においてキーボードショートカットは作業効率を劇的に高める要素であるため、これを使えないことは大きな痛手となります。そこで、ノートパソコンを液タブ化する際にセットで検討したいのが「左手デバイス」の導入です。これは、ショートカットを割り当てられる小型の専用コントローラーです。
左手デバイスがあれば、ブラシサイズの変更や取り消し(Ctrl+Z)、キャンバスの回転などをボタン一つ、あるいはホイール操作で行えるようになります。
Bluetooth接続のワイヤレスタイプを選べば、ノートパソコンの横に置いて自由な姿勢で作業ができ、画面を広く使いながらも爆速で描画を進めることが可能です。有名なものには「TourBox」や「CLIP STUDIO TABMATE」などがあり、それぞれに特徴があります。
もし、追加のデバイスを購入したくない場合は、ソフト側の「クイックアクセス」機能をカスタマイズしたり、画面の端にショートカットボタンを表示させる「仮想キーボードソフト」を活用したりする工夫も必要です。
しかし、本格的な制作を想定しているのであれば、左手デバイスを一つ持っておくだけで、ノートパソコンでの創作環境は一気にプロ仕様へと昇華されます。液タブに近い、あるいはそれ以上の快適さを手に入れるための重要な投資と言えるでしょう。
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