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イラスト依頼がスムーズに!テンプレで早く正確に伝える方法

イラストを外注するとき、何をどう伝えればいいかわからず不安になることが多いです。相手に正確に伝わればやり取りがスムーズになり、期待に近い仕上がりが得られます。ここではテンプレを使って要点を整理する方法や、送信例、やり取りのコツまで幅広く解説します。初心者でも使いやすいように具体的な項目と文章例を用意していますので、すぐに活用できます。

目次

イラストを依頼するためのテンプレで早く正確に伝える

イラスト依頼の出発点は目的をはっきりさせることです。何のために使うかで必要な仕様が変わりますし、作業量や価格にも影響します。ここでは依頼前に整理したい基本項目を順に説明します。

依頼目的の整理

依頼目的はイラストの雰囲気や仕上がりに直結します。販売用、広告用、個人利用、SNS投稿、同人イベントでの配布など、目的を明確にするとサイズや表現の制約が分かります。まずは用途を書き出して優先順位をつけましょう。

目的が複数ある場合は、それぞれの用途ごとに優先度を示すと良いです。たとえば「主にSNSで使用、印刷も想定するが優先度は低め」といった具合です。これで担当者がどこに力を入れるべきか判断できます。

著作権や公開範囲に関する希望がある場合は、この段階で伝えてください。後のトラブルを避けるためにも、誰がどのように使えるかを明確にしておくことが大切です。

使用媒体の明確化

使用媒体により最適なサイズやファイル形式が変わります。印刷物なら解像度やトンボ、余白の指定が必要ですし、ウェブ用ならファイル容量を抑えた形式が求められます。媒体ごとに要件を整理して伝えましょう。

媒体が複数ある場合は、優先順位とそれぞれの仕様を明記してください。例えば「メインは縦長のA4チラシ、サブでSNS用の横長トリミングあり」といった形です。これによりラフ段階での構図提案がしやすくなります。

スマホやPC表示、印刷の紙質など細かい条件がある場合も書いてください。仕上がりに大きく影響する要素なので、事前に共有することで修正回数を減らせます。

参考資料の添付

参考画像や過去作を添付するとイメージのズレが減ります。色味、雰囲気、構図の方向性を示す画像を用意しましょう。イラストレーターの作風に合わせるか、自分の希望を優先するかも明記します。

参考資料は多すぎると混乱を招くので、主要な3〜5点に絞ると効果的です。加えて「ここは必ず守ってほしい」「ここは雰囲気だけ参考に」など優先度を振っておくと伝わりやすくなります。

トレースや著作物の流用を避けたい場合はその点も明確に伝えてください。権利関係で問題が起きるのを防げます。

予算と納期の提示

予算と納期は最初に提示するのがベストです。予算範囲を示すことで、対応可能な作業範囲や表現の幅が分かります。納期については余裕を持った日程を伝え、締切がある場合は理由も添えると安心です。

提示は「最低〜最高の金額帯」や「希望はこれくらい、応相談」で柔軟性を持たせるのが有効です。急ぎの案件では追加料金が発生することがあるので、その点についても確認しておきましょう。

支払いタイミング(着手金、納品後など)や分割の可否もここで決めると認識のずれを防げます。

二次利用の可否

二次利用(グッズ化、二次配布、商用利用など)の可否は報酬や契約に直接関わります。どの範囲を許可するか、許可する場合は追加料金の有無を明示してください。これは後のトラブルを防ぐために重要です。

許諾条件を簡潔にまとめ、例として「個人利用のみ可」「商用利用は別途相談」「クレジット表記必須」などを書いておくと良いです。著作者人格権や改変の可否についても触れるとさらに安心です。

連絡先の明示

連絡方法と返信可能な時間帯を明示してください。メール、メッセージアプリ、チャットツールなど希望する連絡手段を伝えるとやり取りがスムーズになります。連絡頻度の目安もあると誤解が少なくなります。

緊急連絡先や代替の連絡手段を一つ用意しておくと安心です。納期直前のやり取りや確認事項が発生したときに対応しやすくなります。

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テンプレで伝えるべき主要な記載項目

テンプレには必須項目を組み込んでおくと便利です。ここで挙げる項目をテンプレに盛り込めば、依頼時の抜け漏れを防げます。順を追って説明します。

作品の用途和公開範囲

作品の用途が収益に関わるかどうかで条件が変わります。公開範囲は「個人使用」「ウェブ公開(無料)」「商用利用」などに分類し、それぞれの扱いを書いてください。用途と公開範囲をはっきりさせることで、追加費用や権利関係の判断がしやすくなります。

また、公開時のクレジット表記やSNSでのタグ付けの有無も指定しておくと作り手の安心につながります。公開日時やイベント日など期限がある場合は、その日付も明記してください。

キャラクターの外見詳細

キャラクターの年齢、身長、体型、髪型、目の色、肌の色、特徴的な傷やほくろなどの細部をできるだけ書き出しましょう。イメージ画像があると説明が短く済みますが、言葉でも補足しておくと確実です。

設定が曖昧な場合は、優先順位を付けて「ここだけは決めてほしい」「他は任せる」といった指示を入れるとイラストレーターが判断しやすくなります。

服装や小物の細部

服の素材感、柄の有無、アクセサリーや持ち物の種類を具体的に記してください。季節感や動きに応じた描写の希望がある場合もこの欄で伝えます。小物の位置や色指定があるとラフの段階で差異を減らせます。

複雑な装飾がある場合は、別画像で拡大図を添付するか、箇条書きで細部の説明を加えると認識が揃います。

構図と画面内の配置

全身、腰上、バストアップなど希望の画面構成を明確に伝えます。キャラクターの向きや他の要素との位置関係も書きます。視線の方向や動きがある時は、その意図も伝えると表現がぶれません。

複数人の配置や遠近感を出したい場合は参考図やラフスケッチを添えると効果的です。

表情と視線の指定

基本的な表情(嬉しい、怒り、落ち着いたなど)と視線の向き(画面外、カメラ目線など)を具体的に書きます。複数パターンが欲しい場合はそれぞれを箇条書きにしてください。

微妙なニュアンスが重要な場合は、感情の度合い(控えめな笑顔、大きな驚きなど)を補足しましょう。

配色指定と参考カラー

主要カラーとアクセントの色を指定します。色番号(例:#FF5733)や参考画像を添えると誤差が少なくなります。色のトーン(淡い、落ち着いた、鮮やか)も伝えてください。

色の選択に制約がある場合は「肌は暖色系、服は寒色系で統一」などのルールを示すと仕上がりが一致しやすくなります。

背景のイメージ

背景は簡単なワンカラーから複雑な風景まで幅があります。求める描き込みレベル(シンプル、ぼかし、詳細)を明記してください。背景とキャラの馴染ませ方(光源、影の方向)も書くと統一感が出ます。

必要なら参考写真やポートレートの配置図を添付し、色味や雰囲気を合わせてもらいましょう。

画像サイズと解像度

用途に合わせたピクセル数と解像度を指定します。印刷用は300dpi、ウェブ用は72〜150dpiなど一般的な目安を提示すると親切です。トリミング領域や余白の要否もここで決めます。

複数媒体で使う場合は、必要なサイズを一覧にして渡すと効率的です。

納品ファイル形式の指定

希望のファイル形式(PNG、JPEG、PSD、AIなど)を明確にしてください。レイヤー付きファイルや透過背景が必要かどうかも指示します。カラープロファイル(RGB、CMYK)の指定がある場合は忘れずに。

納品後の編集権限やファイルの扱いについても同時に確認しておくと安心です。

修正回数とラフ提出回数

修正可能な回数やラフの提出回数をあらかじめ決めておきます。無料で対応する回数と有料扱いになる場合の条件を明記しておくとトラブルを避けられます。

ラフの段階で重点的にチェックしてほしい点を伝えておくと、効率よく修正が進みます。

やり取りと納品で安心して進めるコツ

円滑な進行は細かいコミュニケーションの積み重ねで生まれます。ここではやり取りのテンポや確認ポイントを整理します。

初回連絡の書き出し

初回メッセージは挨拶と案件の概要、希望の返信期限を簡潔に書きます。最小限の必須情報(用途、予算、納期)を冒頭に置くと相手が判断しやすくなります。

自己紹介や過去の取引履歴があれば短く添えると信頼感が高まります。最初に礼節を示すことでスムーズな関係を築けます。

見積りと料金の確認

見積りは項目ごとに分けてもらい、追加作業や再修正時の料金も確認します。納品形態ごとに料金が変わる場合はその旨を明記してもらいましょう。

不明点があれば見積り時に質問して、曖昧な点を残さないことが重要です。料金に含まれる範囲を確認しておくと安心です。

支払い方法とスケジュール

支払い方法(銀行振込、PayPal、プラットフォーム決済など)とタイミング(着手金、納品後、分割)を確定します。領収書や請求書の要否も伝えておくと会計処理がスムーズです。

支払い遅延時の対応についても合意しておくと、万が一のトラブルが解決しやすくなります。

ラフ受領後の対応フロー

ラフが上がったらまず確認するポイントを箇条書きで示します。例えば「構図」「キャラのバランス」「色味(概ね)」というように優先順位を決めると判断が早くなります。

修正が必要な場合は、箇条書きで「変更点」「理由」「優先度」を伝えると受け手が対応しやすくなります。

修正依頼の伝え方

修正は具体的に、短く整理して伝えます。対象箇所、変更内容、参考画像をセットにして提示すると誤解が減ります。曖昧な表現は避け、可能なら数値や色コードなどを含めましょう。

複数箇所の修正は重要度順に並べ、優先順位を示すことをおすすめします。

納期前の進捗確認

納期の1〜2週間前、あるいは工程の節目で進捗確認を行います。確認内容はラフの反映状況やスケジュールに遅れがないかなど、短いチェックリストで十分です。

問題が見つかった場合は早めに対処法を相談し、必要ならスケジュール調整を行いましょう。

納品物の受け渡し方法

大容量ファイルはクラウドやファイル転送サービスを利用すると便利です。ファイル名やフォルダ構成、パスワードの有無など受け取り手が使いやすい形で指定してください。

納品後はファイルを開いて確認し、問題があれば速やかに連絡します。受領確認の返信を習慣化すると安心です。

問題発生時の連絡窓口

トラブル時の窓口をあらかじめ決めておくと対応が速くなります。連絡先、対応時間、優先度の判断基準を短くまとめて共有しておきましょう。

感情的にならず事実ベースで状況を伝えると、解決がスムーズになります。

状況別に使える依頼テンプレと送信例

テンプレは場面ごとに使い分けると便利です。ここでは典型的なケースに合わせた例文を紹介します。必要に応じて内容を置き換えてお使いください。

初回依頼のテンプレ例

件名:イラスト依頼のご相談(用途・納期)

本文:

  • 挨拶と自己紹介(簡潔に)
  • 目的:用途、公開範囲
  • 希望内容:キャラの概要、構図、サイズ
  • 参考資料:添付ファイル名
  • 予算と希望納期
  • 連絡方法と返信期限

この流れで送ると先方が判断しやすくなります。最初に必須情報をまとめて伝えることがポイントです。

低予算向けの文例

件名:低予算での依頼相談

本文:

  • 挨拶と要点(低予算であることを明記)
  • 必須箇所:用途、最低限ほしい仕様
  • 優先度:どこまで妥協可能か
  • 参考画像と納期
  • 予算上限と支払い方法

妥協点を明確にすることで、対応可否が判断しやすくなります。

SNS用の短い依頼文

件名:SNS用イラスト依頼

本文:

  • 用途(SNSアイキャッチなど)
  • サイズ(例:1200×630px)
  • ざっくりのイメージと参考画像
  • 希望納期と予算
  • 連絡先

短く端的に伝えるのがコツです。

既存取引先向けの依頼文

件名:継続依頼のご相談(プロジェクト名)

本文:

  • 挨拶と前回のお礼
  • 今回の要望(前回との相違点)
  • 納期、予算の目安
  • 修正や二次利用の扱い(前回と同様でよいか)

信頼関係がある分、柔軟な表現が可能です。

締切が迫った時の依頼文

件名:至急の依頼(納期:YYYY/MM/DD)

本文:

  • 緊急性の説明と理由
  • 必要な仕様と最低ライン
  • 予算(急ぎ料金の有無)
  • 連絡先と対応可能時間

急ぎの際は優先順位と最低限必要な成果物を明確にしましょう。

修正依頼の例文

件名:修正依頼(○○部分)

本文:

  • 対象箇所のスクリーンショットや番号
  • 変更内容を箇条書き
  • 優先度(必須/任意)
  • 参考画像や色コード
  • 期限(必要な場合)

修正は簡潔に、対象を特定して伝えるのが重要です。

キャンセル連絡の例文

件名:依頼キャンセルのご連絡

本文:

  • 挨拶と簡潔なキャンセル理由
  • 支払い状況と返金の希望
  • 今後の再依頼の可能性(あれば)
  • お礼と謝辞

誠実な対応を心がけると関係が保たれます。

公開許可のお願い文

件名:作品公開の許可のお願い

本文:

  • 公開する媒体と日時
  • 公開範囲(全体/一部、商用の有無)
  • クレジット表記の方法
  • 変更・転載の扱い
  • 連絡先と公開後の報告方法

許可条件を明確にしたうえで依頼すると安心感が生まれます。

テンプレを活用して理想のイラストを受け取るために

テンプレは伝え漏れを防ぎ、やり取りを効率化する道具です。明確な要件と丁寧なコミュニケーションで、作り手との信頼を築けます。最初に項目を揃えておくことで、修正回数を減らし、納期内に満足できる作品を受け取る確率が高まります。

短くまとめると、用途・仕様・権利・スケジュール・連絡方法を固めることが大切です。相手に負担をかけない範囲で必要な情報を整理して、テンプレを活用してください。これがスムーズな依頼と良い成果につながります。

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ペンにこだわると、イラストがどんどん上達します。

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この記事を書いた人

漫画やアートで「これってどうしてこんなに心を動かされるんだろう?」と考えるのが好きです。色の選び方や構図、ストーリーの展開に隠れた工夫など気づいたことをまとめています。読む人にも描く人にも、「あ、なるほど」と思ってもらえるような視点を、言葉で届けていきたいと思っています。

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