お気に入りのレジンアクセサリーを手に取ったとき、ふと「レジンヘアゴムの裏側」がどうなっているか気になったことはありませんか。表面のキラキラした装飾に目を奪われがちですが、実は裏側こそがその作品の寿命や使い心地を決定づける重要な鍵を握っています。この記事では、普段あまり注目されない裏側の役割や仕組みについて詳しく解説します。最後まで読むことで、長く愛用できる高品質な作品を見極める目が養われるはずですよ。
レジンヘアゴムの裏側が持つ役割と基本的な定義
金具を固定する土台としての機能
レジンヘアゴムの裏側における最も基本的かつ重要な役割は、髪を結ぶためのゴムと装飾部分を繋ぐ「土台」としての機能です。レジン作品は単体ではただの飾りですが、裏側に金具をしっかりと固定することで、初めてヘアゴムとしての実用性を持ちます。この土台が不安定だと、いくら表面が美しくても、一度使っただけで金具が外れてしまうといった悲しいトラブルが起こりかねません。
例えば、重みのある大きなパーツを支える場合、裏側の接地面が広ければ広いほど、金具にかかる負荷を分散させることができます。実は、プロの作家さんはこの「接着面積」を非常に大切にしています。単にボンドで貼るだけでなく、レジン液の中に金具の足を埋め込むように固定することで、一体化させているのです。このように、裏側は作品を実用品として成立させるための「縁の下の力持ち」と言えるでしょう。
土台としての質を確認するには、金具の周りに適度な厚みのレジンが盛られているかをチェックしてみてください。薄すぎると強度が足りず、厚すぎると装着時に浮いて見えてしまいます。絶妙なバランスで整えられた裏側は、その作品が丁寧に設計されている証拠でもあります。手に取った際は、ぜひ優しく金具を触って、その安定感を確かめてみることをおすすめします。
作品の強度を高める重要な面
レジンヘアゴムの裏側は、作品全体の強度を底上げするための補強面としての役割も担っています。レジンは硬化すると非常に硬くなりますが、薄い部分は衝撃に弱いという特性があります。特にヘアゴムは、髪を束ねる際に強い力で引っ張られるため、常に物理的なストレスがかかっています。このとき、裏側が適切に補強されていないと、レジン部分に亀裂が入ったり、最悪の場合は真っ二つに割れてしまうこともあるのです。
具体的には、裏面全体を均一な厚みで仕上げることで、引っ張る力に対して均等に抵抗できるようになります。また、金具の周囲に少しだけレジンを盛り上げる「足しレジン」という技法を使うことで、最も負荷がかかる接続部の強度を飛躍的に高めることが可能です。これにより、毎日使っても壊れにくいタフなアクセサリーが完成します。強度は目に見えにくい部分ですが、長く使い続けるためには欠かせない要素なのです。
実は、裏側の仕上げ方一つで、落としたときの割れにくさも変わってきます。表面のデコレーションに意識が向きがちですが、裏側がしっかりと平ら、あるいは滑らかな曲線を描いている作品は、構造的な安定感が違います。自分へのご褒美や大切な人への贈り物を選ぶ際は、この「見えない強さ」を支える裏側の作りに注目してみると、より納得のいく一品に出会えるかもしれませんね。
見た目の完成度を左右する要素
「裏側なんて誰にも見えないから大丈夫」と思っていませんか。実は、レジンヘアゴムの裏側の美しさは、作品全体の高級感や完成度に直結しています。丁寧に仕上げられた裏側は、まるでガラス細工のような透明感と光沢を放ち、手にした瞬間に「これは良いものだ」という満足感を与えてくれます。逆に、指紋がついていたり表面が曇っていたりすると、どんなに表側が素敵でも、少し残念な印象を与えてしまうものです。
プロの作品の多くは、裏側にもコーティングを施して、鏡のようなツヤを出しています。この「裏処理(うらしょげ)」と呼ばれる工程には、作家さんのこだわりが凝縮されています。例えば、裏面をあえてマット(艶消し)に仕上げることで、金具の存在感を隠し、落ち着いた雰囲気を演出する場合もあります。いずれにしても、意図を持って丁寧に整えられているかどうかが、既製品にはないハンドメイドの価値を決めるのです。
また、裏側が綺麗だと、髪を結んでいないときに手首につけていても恥ずかしくありません。ブレスレット感覚で使う機会が多いヘアゴムだからこそ、どの角度から見られても完璧な状態を保っていたいですよね。裏側まで神経が行き届いた作品は、身につける人の心を豊かにし、日常の何気ない動作に彩りを添えてくれます。細部に宿る美しさを楽しむことこそ、レジンアクセサリーの醍醐味と言えるでしょう。
装着感を左右する接地面の役割
レジンヘアゴムを頭につけたとき、「なんだかゴロゴロする」「ゴムが結びにくい」と感じたことはありませんか。その原因の多くは、裏側の形状にあります。裏側は直接髪や頭皮に近い位置に来るため、その平滑さや形状が装着感にダイレクトに影響します。例えば、裏側がデコボコしていたり、金具の出っ張りが鋭すぎたりすると、結ぶたびに不快感を感じてしまうことがあるのです。
理想的な裏側は、髪の流れを邪魔しない滑らかな質感を持っています。適度な丸みを帯びていると、結んだときに頭の形にフィットしやすく、一日中つけていても疲れにくいのが特徴です。また、接地面が滑らかであることは、髪を解く際のストレス軽減にも繋がります。裏側がざらついていると、細い髪の毛が引っかかってしまい、解くときに痛い思いをすることもありますよね。そうした細かなストレスを排除する工夫が、裏側には込められています。
実は、装着感を良くするために、裏側にシリコン製のクッションパーツを貼るなどの工夫を凝らした作品も存在します。これは、金属アレルギー対策を兼ねていることもありますが、主な目的は「つけ心地の向上」です。手に取ったときに、指の腹で裏側をなぞってみてください。絹のような滑らかさを感じられるなら、それは髪や肌への優しさを第一に考えて作られた、愛情たっぷりの作品である証拠ですよ。
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レジンヘアゴムの裏側を構成する仕組みと主要パーツ
ゴムを通す留め具の接合構造
レジンヘアゴムの心臓部とも言えるのが、ゴムを通すための金具です。これには主に「お椀型」「透かしパーツ」「平皿タイプ」などの種類があり、それぞれレジンとの接合構造が異なります。最も一般的なお椀型は、中心にゴムを通すための穴や足がついており、その周囲がレジン液で固められることで強力に固定されます。この金具がどのようにレジンの中に配置されているかが、使い勝手を左右します。
仕組みとしては、まずレジンの本体を作り、その後に裏面に金具を置いて、さらにその上からレジン液を流し込んで固めるという「二段階硬化」が行われることが多いです。このとき、金具の隙間にしっかりとレジン液が流れ込むことで、物理的に抜けない構造(アンカー効果)が生まれます。ただ接着剤でくっつけているだけではなく、レジンそのものが金具を包み込むように掴んでいるイメージですね。この強固な接合構造があるからこそ、太い髪をギュッと結んでも壊れないのです。
金具の選び方にも工夫があります。例えば、ゴムが切れたときに自分で交換できるタイプの金具は、長く使いたいユーザーにとって非常に嬉しい仕組みです。裏側をじっくり観察すると、金具の「足」の部分がどのようにレジンに埋まっているかが見えることがあります。気泡がなく、しっかりとレジンが満たされているものは、構造的に非常に安定していると言えます。こうした機能的な構造美も、裏側をチェックする楽しみの一つですね。
レジン液による接着の原理
レジンヘアゴムの裏側でパーツ同士がくっついているのは、単なる粘着力によるものではありません。そこには「化学結合」と「物理的結合」という面白い原理が働いています。UVレジンやLEDレジンは、特定の光を浴びることで液体から固体へと変化しますが、その際に接している金具や装飾パーツの表面にある微細な凹凸に入り込み、ガッチリと固まるのです。これを専門用語で投錨(とうびょう)効果、いわゆるアンカー効果と呼びます。
船の錨(いかり)が海底に引っかかって動かなくなるのと同じように、レジン液が金具の小さな隙間に入り込んで固まることで、引っ張っても取れない強さが生まれます。実は、この接着をより確実にするために、作家さんは金具の表面をあえてヤスリで荒らす「足付け」という作業を行うこともあります。目に見えないレベルの溝をたくさん作ることで、レジンがより深く入り込めるように工夫しているのです。こうした見えないひと手間が、裏側の信頼性を支えています。
また、レジン同士の接着も強力です。一度固まったレジンの裏面に、新しくレジン液を乗せて硬化させると、分子レベルで一体化しようとする力が働きます。これにより、剥離(はくり)しにくい頑丈な層が形成されます。接着剤のような「点」での固定ではなく、面全体で支えるような結合原理が働いているため、ヘアゴムという過酷な用途にも耐えられるのです。理にかなった科学の力が、小さなアクセサリーの中に詰まっていると思うとワクワクしませんか。
パーツを保護するコーティング技術
レジンヘアゴムの裏側には、しばしば仕上げの「コーティング」が施されています。これは単にツヤを出すためだけではなく、作品を外的要因から守るための大切なバリア機能を持っています。例えば、金属製の金具は、長期間の使用や汗、皮脂にさらされることで酸化し、変色したり錆びたりすることがあります。裏側全面をレジンや専用のコーティング剤で覆うことで、酸素や水分との接触を遮断し、金具の美しさを長く保つことができるのです。
さらに、コーティングには「封じ込め」の効果もあります。作品の裏側に小さなパーツやラメを配置している場合、剥き出しの状態だと使用中にポロポロと取れてしまうことがありますよね。薄く均一なコーティング層を作ることで、これらの装飾品をしっかりと閉じ込め、表面をフラットに整えることができます。プロの技が光るコーティングは、触れたときに引っかかりがなく、しっとりとした質感を感じさせてくれます。
実は、コーティング剤の種類によっても使い心地が変わります。ハードタイプのレジンでカチッと固めることもあれば、少し弾力のあるコーティング剤を使用して、肌当たりの柔らかさを追求することもあります。裏側を光にかざしたとき、とろりとした飴細工のような光沢があれば、それは入念にコーティングされている証です。大切な作品を時の流れから守るための優しさが、その透明な層に込められているのです。
凹凸を滑らかにする研磨の工程
レジンを型から出したばかりのときは、実は裏側の縁(ふち)が少し尖っていたり、金具の周りにバリが出ていたりすることがあります。これをそのままにしておくと、髪を傷つけたり指を痛めたりする原因になってしまいます。そこで行われるのが「研磨(けんま)」の工程です。やすりを使って少しずつ削り、角を丸く整えていくこの作業は、非常に地味ですが作品の品質を最も左右すると言っても過言ではありません。
研磨は、目の粗いヤスリから始まり、徐々に目の細かいヤスリへと変えていく根気のいる作業です。最終的にはコンパウンドと呼ばれる研磨剤を使い、布で磨き上げることで、プラスチックとは思えないようなヌルヌルとした滑らかな質感へと仕上げていきます。裏側の端っこを指先でなぞってみて、どこにも「チクッ」とする感覚がないのは、作家さんが丹念に磨き上げた努力の結晶なのです。
最近では、研磨した後に仕上げ用のレジン液を薄く塗ることで、研磨の傷を消しつつ光沢を出す手法も一般的です。これによって、触り心地の良さと見た目の美しさが両立されます。実は、裏側がしっかりと研磨されているかどうかで、その作品がどれだけ「使う人のこと」を考えて作られたかが分かります。細部にまで愛着を持って手入れされた作品は、使うたびにその滑らかさを通じて、作り手の温もりを伝えてくれるはずですよ。
レジンヘアゴムの裏側を整えることで得られるメリット
髪の毛への摩擦を軽減する効果
レジンヘアゴムの裏側を滑らかに整える最大のメリットの一つは、髪の毛へのダメージを最小限に抑えられることです。髪の表面はキューティクルという非常に繊細な層で覆われており、摩擦に弱い性質を持っています。裏側がざらついていたり、小さなバリが残っていたりすると、髪を結んだり解いたりするたびにヤスリで髪をこすっているのと同じ状態になってしまいます。これでは、せっかくのお洒落も髪を傷める原因になりかねません。
裏側をツルツルに仕上げることで、髪の毛が滑るように動き、余計な摩擦が発生しなくなります。特に細い髪質の方や、ダメージが気になる方にとって、この「滑らかさ」は非常に嬉しいポイントです。また、髪が引っかかりにくいということは、結び目の形が崩れにくいという利点もあります。朝セットした綺麗なヘアスタイルを夕方までキープできるのは、裏側の隠れたサポートがあるからこそなのです。
実は、摩擦が少ないと静電気の発生も抑えられます。乾燥する季節、ヘアゴムを外したときに髪が広がってしまうことがありますが、裏側の処理が丁寧な作品は、そうした静電気トラブルも軽減してくれる傾向があります。健康で美しい髪を保ちながら、自分らしいお洒落を楽しむ。そんな願いを叶えてくれるのが、しっかりと整えられたレジンヘアゴムの裏側なのです。毎日使うものだからこそ、髪への優しさにこだわりたいですね。
パーツが外れにくくなる耐久性の向上
裏側を丁寧に処理することは、作品としての寿命を延ばすことにも直結します。レジンと金具の接地面を適切に処理し、段差をなくすことで、衝撃が加わった際の「剥離のきっかけ」を作らせないようにできるからです。多くのレジン作品の破損原因は、金具とレジンの間にできた小さな隙間に空気が入ったり、水分が入り込んだりすることによる劣化です。裏側をコーティングして密閉することで、これらを防ぐことができます。
例えば、重い装飾がついたヘアゴムをカバンの中に放り込んでおいたとき、他の荷物とぶつかって衝撃を受けることがあります。このとき、裏側が荒い状態だと、その一点に力が集中してパーツがポロッと取れてしまうことがあります。しかし、裏面全体が滑らかな層で覆われていれば、衝撃を受け流すことができ、壊れにくくなります。まさに「柔よく剛を制す」といった状態ですね。お気に入りのデザインを長く愛用できるのは、ユーザーにとって最大のメリットでしょう。
また、耐久性が高いということは、それだけ「安心感」があるということです。大切なイベントの日や、忙しい外出先で急にヘアゴムが壊れてしまったら、とても困りますよね。裏側の処理が万全な作品は、そうした不慮の事故を防ぎ、いつでもあなたのヘアスタイルを支えてくれます。一見すると見栄えの問題に見える裏側の整えですが、その本質は「長く寄り添える信頼性」を形にすることにあるのです。
肌への当たりが優しくなる安心感
ヘアゴムは髪をまとめるだけでなく、使わないときは手首につけておくことも多いアイテムです。このとき、裏側が直接肌に触れるため、その質感は非常に重要になります。裏側が角張っていたり、硬いレジンのバリが残っていたりすると、手首の皮膚を傷つけてしまったり、不快な刺激を感じたりすることがあります。裏側を丸く、滑らかに整えることで、まるで肌の一部のような優しい触り心地を実現できます。
特に肌が敏感な方にとって、アクセサリーの「当たり」は死活問題です。丁寧に研磨され、コーティングされた裏側は、金属アレルギーの原因となる金具の一部が直接肌に触れる面積を減らす効果も期待できます(※完全な対策ではありませんが)。「つけていることを忘れるくらい快適」な装着感は、細部にこだわって作られた作品ならではの特権です。指先で裏側を撫でたときに、吸い付くような心地よさがあるか確認してみてください。
実は、この「安心感」は心の余裕にも繋がります。チクチクしたり、どこかに引っかかる心配をしながら過ごすのはストレスですよね。裏側が完璧に整えられた作品を身につけているときは、そうした不安から解放され、自信を持って一日を過ごすことができます。自分をいたわるような優しい使い心地のアイテムを選ぶことは、日々の暮らしを少しだけ丁寧に、そして幸せにしてくれるはずですよ。
アクセサリー全体の高級感の向上
「神は細部に宿る」という言葉がある通り、裏側の美しさは作品全体の品格を底上げします。光にかざしたときに裏側まで透き通っていたり、鏡のように景色を写し出したりする作品は、たとえ小さなヘアゴムであっても、宝石のような高級感を放ちます。これは、単に材料費が高いかどうかではなく、どれだけ手間暇をかけて「美しさ」を追求したかという、作り手の情熱が伝わるからです。
高級感のある裏側は、ギフトとしての価値も高めます。大切な人へアクセサリーを贈るとき、裏側を見て「あ、手作りなんだな」と温かみを感じる一方で、そのクオリティの高さに驚いてもらえたら嬉しいですよね。裏側までプロフェッショナルな仕上げが施されている作品は、贈る側のセンスの良さもアピールしてくれます。表側のデザインに惹かれて購入したあと、裏側を見てさらにファンになる。そんな「二段階の感動」を与えてくれるのが、高品質な作品の特徴です。
また、裏側の美しさは所有する喜びも満たしてくれます。鏡の前で髪を結ぶとき、一瞬だけ目に入る裏側の輝きに心がときめく。そんな小さな幸せの積み重ねが、日常に潤いを与えてくれます。誰に見せるわけでもない裏側だからこそ、そこに美学を詰め込む。そんな贅沢な楽しみ方ができるのは、こだわりのレジンヘアゴムならではの魅力です。ぜひ、あなたのコレクションの裏側も、改めてじっくりと眺めてみてくださいね。
| 項目名 | 具体的な説明・値 |
|---|---|
| 表面の滑らかさ | バリや突起がなく、指で触れても痛くない状態 |
| パーツの固定力 | 金具がレジンの中に深く埋め込まれ、揺らしても動かない |
| 硬化の状態 | ベタつきが一切なく、完全にカチカチに固まっている |
| コーティング | 裏面全体が薄いレジン層で覆われ、光沢がある状態 |
| 気泡の有無 | 金具の接合部分に大きな空洞がなく、密度が高い |
レジンヘアゴムの裏側で注意したいデメリットと問題点
内部の気泡による接着強度の低下
レジンヘアゴムの裏側でよく起こる問題の一つに、金具の周りに発生する「気泡」があります。レジン液を流し込む際、特に金具の入り組んだ部分には空気が残りやすく、そのまま固まってしまうと、見た目が損なわれるだけでなく、構造的な欠陥となってしまいます。気泡は文字通り「空洞」ですから、その部分にはレジンが存在せず、金具を支える力が弱まってしまうのです。
大きな気泡が接着面にあると、その場所からレジンが剥がれやすくなります。外から強い力が加わったとき、気泡を起点にしてパキッと割れてしまうこともあるため、非常に注意が必要です。実は、プロの作家さんはエンボスヒーターでレジンを温めて気泡を飛ばしたり、細いピックで一つひとつ気泡を潰したりと、目に見えないほど小さな泡を取り除くために細心の注意を払っています。裏側を覗いたときに、大きな穴のようなものが見える場合は、強度の面で少し不安があるかもしれません。
ただ、微細な泡がデザインとして意図的に残されている場合もあります。しかし、実用性を重視するヘアゴムにおいては、金具周辺の気泡は少なければ少ないほど良いとされています。作品を購入したり自分で作ったりする際は、光を裏から当ててみて、金具の付け根に大きな空洞がないか確認する癖をつけると、思わぬ破損を防ぐことができますよ。長く使うためには、中身が詰まった「密度の高い裏側」が理想的なのです。
未硬化レジンによる肌荒れのリスク
レジン作品の裏側で最も気をつけなければならないのが、レジンが完全に固まっていない「未硬化(みこうか)」の状態です。レジン液は液体状のときには強い化学物質を含んでおり、直接肌に触れると「レジンアレルギー」を引き起こしたり、肌荒れの原因になったりすることがあります。しっかり固まっているように見えても、表面がベタベタしていたり、独特のツンとした臭いが残っていたりする場合は、未硬化の可能性が高いです。
特に裏側は、金具の影になって光が届きにくかったり、厚みが出やすかったりするため、硬化不良が起きやすいポイントでもあります。未硬化レジンが髪に付着すると、ベタつきが取れなくなってしまうだけでなく、頭皮の痒みや赤みの原因にもなり得ます。健康を守るためにも、裏側の硬化状態をチェックすることは非常に重要です。触ってみて指紋がつくようなら、再度日光やライトに当てて完全に硬化させる必要があります。
実は、安価なレジン液や、古いライトを使用していると硬化不足になりやすい傾向があります。信頼できる作家さんの作品であれば、しっかりと洗浄や追加の硬化処理が行われているため安心ですが、万が一ベタつきを感じたら使用を控えるのが賢明です。自分でも気づかないうちに肌に負担をかけないよう、裏側の「サラサラ感」にはこだわってみてください。安全に楽しむことこそ、ハンドメイドアクセサリーを愛でるための大前提です。
経年劣化によるパーツの変色と剥がれ
お気に入りのレジンヘアゴムを数年使っていると、裏側がなんとなく黄色っぽくなったり、金具がポロッと取れてしまったりすることがあります。これは、レジン特有の「経年劣化(けいねんれっか)」によるものです。レジンは紫外線や空気に触れ続けることで少しずつ変質していきます。特に裏側は、金具との接点があるため、金属の酸化に伴う変色の影響を受けやすいデリケートな場所でもあります。
また、冬の寒暖差や夏の湿気によって、レジンと金属がそれぞれ微妙に膨張・収縮を繰り返します。この「伸び縮みの差」が原因で、長年の間に少しずつ接着面に負荷がかかり、ある日突然剥がれてしまうことがあるのです。これはレジンという素材の性質上、ある程度は避けられないことですが、裏側が適切にコーティングされていない安価な作品ほど、この劣化スピードは早まる傾向にあります。
長く持たせるためのコツは、使った後に柔らかい布で裏側の汗や皮脂を優しく拭き取ることです。実は、これだけで金具の錆びやレジンの曇りを劇的に抑えることができます。また、直射日光の当たらない場所で保管するのも効果的です。形あるものはいつか変化しますが、裏側のケアに少しだけ気を配ることで、お気に入りのヘアゴムと過ごせる時間をぐんと延ばすことができますよ。変化も一つの「味」として楽しみつつ、大切に扱っていきたいですね。
引っかかりの原因となるバリの発生
「バリ」とは、型から取り出したときなどにできる、はみ出した不要な突起のことです。レジンヘアゴムの裏側の縁にこのバリが残っていると、髪の毛に引っかかったり、最悪の場合は肌を切ってしまうような鋭利な刃物のようになってしまうことがあります。特に急いで髪を結ぼうとしたとき、このバリに指が当たってヒヤッとした経験がある方もいるのではないでしょうか。
バリは見た目が悪いだけでなく、実用性を著しく低下させます。髪をまとめたときに「キュッ」という不快な音がしたり、髪の毛が数本抜けてしまったりするのは、このバリが原因であることが多いです。丁寧な作品作りにおいては、このバリを一つひとつ手作業で削り落とし、滑らかに整えるのが常識ですが、大量生産品や初心者の作品では見落とされていることも少なくありません。
実は、バリがあるとその部分からレジンが欠けやすくなるというデメリットもあります。端っこがギザギザしていると、そこが衝撃に弱くなり、少しぶつけただけでポロッと欠けてしまうのです。裏側を一周ぐるりと見渡してみて、どこか尖っている場所がないか、指で軽く触れて確認してみてください。滑らかな曲線を描いている裏側は、それだけで「高い技術で作られた安全な作品」であることの証明になります。使う人への優しさは、こうした小さなカドを取り除くことから始まるのです。
レジンヘアゴムの裏側を正しく理解して長く愛用しよう
いかがでしたでしょうか。普段はあまり注目することのない「レジンヘアゴムの裏側」には、作品の強度や装着感、そして美しさを支えるための驚くほど多くの秘密が隠されています。表側の煌びやかなデザインが「作品の顔」であるならば、裏側はその美しさを現実の世界で形にし、長く保ち続けるための「心臓」のような存在だと言えるかもしれません。
裏側が丁寧に整えられている作品を手に取ると、そこには必ず作り手の深いこだわりと、使う人への思いやりが感じられます。単なる消耗品としてのヘアゴムではなく、自分の髪や肌に優しく寄り添い、毎日を少しだけ輝かせてくれるパートナー。そんな風にアクセサリーを捉え直してみると、裏側のチェックが今まで以上に楽しく、大切な儀式のようになるはずです。
これから新しいレジンヘアゴムを手に入れるときは、ぜひ今回ご紹介したポイントを思い出してみてください。金具の安定感、気泡の少なさ、そして指先で感じる滑らかさ。それら一つひとつを確かめる時間は、本当に自分にぴったりの逸品を見つけ出すための贅沢なひとときになります。裏側まで愛せる作品に出会えたなら、それはあなたにとって本当の意味で価値のある宝物になるでしょう。
また、もしご自身で作品を作られる方は、ぜひ裏側の仕上げにたっぷりと時間をかけてみてください。研磨やコーティングに費やしたそのひと手間は、必ず作品の輝きとなって表側に反映されます。見えない部分を大切にすることが、結果として一番の近道になる。そんな手仕事の奥深さを、レジンヘアゴムの裏側は教えてくれています。この記事が、あなたとレジンアクセサリーの新しい楽しみ方のきっかけになれば幸いです。
世界70か国で愛されるコピック!
ペンにこだわると、イラストがどんどん上達します。

