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油性色鉛筆のおすすめを初心者からプロまで徹底比較!選び方や人気ブランドも解説

イラストや漫画を描く方の中には、「色鉛筆でどこまで表現できるのか」「どんな画材を選べばいいのか」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。色鉛筆のなかでも油性色鉛筆は、鮮やかさや重ね塗りのしやすさなどが注目されています。しかし種類やメーカーも豊富で、それぞれに特徴や価格差があります。今回は油性色鉛筆の魅力や選び方、初心者からプロの方まで役立つ情報やおすすめの画材について、実用的にわかりやすくご紹介します。

目次

油性色鉛筆の魅力と特徴を知ろう

油性 色 鉛筆 お すすめ

油性色鉛筆は、発色の良さや重ね塗りのしやすさなどが人気の理由です。ここでは、他の色鉛筆との違いやおすすめポイントを押さえていきましょう。

油性色鉛筆と水性色鉛筆の違い

油性色鉛筆と水性色鉛筆は、見た目は似ていますが、実は構造や使い方に違いがあります。油性色鉛筆は芯に油分が含まれており、色を重ねやすく、発色も濃いのが特徴です。一方、水性色鉛筆は芯を水溶性の素材で作っているため、水に濡らして絵の具のように使うこともできます。

油性色鉛筆は、一度塗ると耐水性があるので、色を重ねてもにじみにくいです。たとえば線画を残しながら色を塗り重ねたい場合や、細かい描写をしたい場合に適しています。水性色鉛筆は、あえて水でぼかして柔らかい表現にしたい場合におすすめです。どちらもそれぞれの良さがあり、目的に合わせて選ぶことができます。

初心者にもおすすめできる理由

油性色鉛筆は、はじめて色鉛筆を使う方や漫画・イラスト初心者にも扱いやすい画材です。その理由のひとつは、力を入れすぎなくても濃く美しく発色することです。紙の上でなめらかに滑るので、手に負担がかかりにくく、長時間の作業にも向いています。

また、色を何度も重ねたり、ぼかしたりすることができるので、失敗しても修正しやすいです。たとえば「思ったより濃くなりすぎた」と感じても、他の色を重ねて調整できます。セット販売も多く、基本色がそろったものなら、すぐにいろいろな表現を試せるのも魅力です。

プロも愛用する油性色鉛筆の特徴

漫画やイラストのプロが油性色鉛筆を選ぶ理由は、やはり発色の高さと表現の幅広さにあります。油性色鉛筆は色の粒子が細かく、ムラになりにくいため、大胆な塗りから繊細なグラデーションまで幅広い表現が叶います。

また、耐光性に優れた製品も多く、作品の保存性を重視するプロの方にも選ばれています。メーカーごとに微妙な発色や芯の硬さが違うので、好みに合わせて選べるのもポイントです。細かい線描写や立体感のある塗り分けなど、プロならではの技巧を引き出すためにも、油性色鉛筆は適した画材と言えるでしょう。

色鉛筆選びに迷うときのポイント

色鉛筆選びで迷った場合は、まず「どんな表現をしたいか」「どんな紙に描きたいか」を考えるのがおすすめです。色数の多さや芯の硬さ、発色の強さなど、メーカーやシリーズごとに特徴があります。

たとえば、初心者は12色や24色セットから始めてみると使いやすいでしょう。一方、プロや本格的に描きたい方は、より多彩な色バリエーションや、単品で好みの色だけを揃える方法もあります。実際に試し描きができる店舗や、サンプルを比較できる表も活用して、自分に合った色鉛筆を見つけましょう。

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油性色鉛筆の選び方とチェックポイント

油性 色 鉛筆 お すすめ

油性色鉛筆を選ぶ際には、色数や芯の硬さ、描き心地などいくつかのポイントがあります。どんな作品を描きたいかによっても、選び方が変わるので、基準を知っておくと安心です。

色数は何色セットがおすすめか

油性色鉛筆はセットによって色数が大きく異なります。一般的には12色、24色、36色、72色などのセットが多く販売されています。初めての方には、基本色が揃った12色や24色セットがおすすめです。限られた色から色を混ぜたり重ねたりして使うことで、自然と配色や色使いのコツも身につきます。

一方、細かいグラデーションや繊細な表現にこだわりたい場合は、36色や72色セットを選ぶことで表現の幅が広がります。色数が多いほど、混色せずに好みの色をすぐに使えるので、作業効率もアップします。自分がよく使う色や作風に合わせて、無理なく使いきれるセットを選びましょう。

芯の硬さと描き心地の違い

油性色鉛筆の芯は、メーカーやシリーズによって硬さが異なります。芯が硬めのものは、細い線や細密な描写に向いており、漫画の線画や細部の表現がしやすくなります。芯が柔らかめのものは、広い面を塗るときや、なめらかなグラデーションを表現したい場合に適しています。

描き心地も大切なポイントです。手に負担がかかると長時間描き続けるのが難しくなるため、試し描きができるなら実際に持ってみて感触を確かめると良いでしょう。芯の硬さによる違いを知っておくことで、用途に合わせて最適な油性色鉛筆を選びやすくなります。

重ね塗りやグラデーションのしやすさ

油性色鉛筆の醍醐味のひとつが「重ね塗りのしやすさ」です。色を何層も重ねても濁りにくく、鮮やかさを保ちやすいので、深みのある表現や複雑な色味を作るのに役立ちます。グラデーションもなめらかに作れるものが多く、イラストや漫画の表現力がぐっと広がります。

メーカーによっては、重ね塗りがしやすいように芯がやや柔らかめに設計されているものもあります。紙の表面や筆圧によっても仕上がりが変わるので、試してみるのがおすすめです。自分の描き方や目指す表現に合った油性色鉛筆を選ぶことで、より納得のいく仕上がりに近づけます。

単品購入とセット購入どちらが良いか

油性色鉛筆は、セット購入と単品購入のどちらにもメリットがあります。セット購入は色のバランスが取れていて、すぐにさまざまな表現を試せるのが利点です。初心者や贈り物の場合は、まずセットから始めると選びやすいでしょう。

一方、特定の色だけを多用したい場合や、必要な色を追加したい場合には単品購入が便利です。メーカーによっては同じシリーズの単品販売があり、足りない色だけを買い足すこともできます。使い方や予算に合わせて、賢く選んでみてください。

人気ブランドとおすすめの油性色鉛筆

油性 色 鉛筆 お すすめ

色鉛筆選びで迷ったときは、信頼できるブランドから選ぶのも一つの方法です。ここでは、特に評価の高い油性色鉛筆ブランドや、それぞれの特徴についてご紹介します。

定番人気ファーバーカステルの特徴

ファーバーカステルは、世界的に有名なドイツの老舗画材メーカーです。その油性色鉛筆「ポリクロモス」は、多くのプロイラストレーターや漫画家が愛用しています。発色が鮮やかで芯の強度もあり、細かい描写から広い塗りまで対応できるのが特長です。

また、耐光性が高く、完成した作品の色あせが少ないのも魅力のひとつです。色数も充実しており、単品購入もしやすいので、使いたい色だけを揃えたい方にも向いています。定番ブランドとして安心して選べる油性色鉛筆です。

カランダッシュやダーウェントの魅力

スイス発のカランダッシュや、イギリスのダーウェントも、油性色鉛筆を語るうえで外せないブランドです。カランダッシュは「ルミナンス」シリーズが有名で、発色の鮮やかさと滑らかな描き心地が人気です。特にプロの方から高い評価を受けています。

ダーウェントは、芯がやや柔らかめで、重ね塗りやグラデーションがしやすいのが特徴です。また、カラーバリエーションが豊富なので、細かなニュアンスを表現したい方にもおすすめできます。どちらのブランドも、初心者からプロまで幅広く対応できるラインナップをそろえています。

初心者向けとプロ向けの選び方

初心者向けの油性色鉛筆は、使いやすさやコスト面が重視されています。たとえば、色数が少なめで価格も手頃なシリーズや、芯が割れにくく柔らかすぎないものが人気です。描きやすさや発色の良さを重視して選ぶと、初めてでも失敗しにくくなります。

一方、プロ向けは発色や耐光性、紙へのなじみ方など、より仕上がりの品質にこだわった製品が多くなります。単品購入がしやすいブランドや、細かなカラーバリエーションがそろったものを選ぶと、思い通りの表現がしやすくなります。用途や求めるクオリティに合わせて選び分けましょう。

コストパフォーマンスで選ぶおすすめ品

「高品質な油性色鉛筆を手頃な価格で使いたい」という場合、価格と質のバランスを重視した選び方も大切です。以下は、コストパフォーマンス面で人気のあるブランドをまとめた表です。

ブランド名特徴価格帯
ファーバーカステル発色・耐光性が高い中~高価格
三菱uni柔らかく使いやすい手頃
トンボ色鉛筆幅広い色数が魅力手頃

このように、国内外問わずコストパフォーマンスに優れた油性色鉛筆も多くあります。自分の予算や使いたい用途に応じて選ぶのがおすすめです。

油性色鉛筆で使いたいおすすめ画材

油性 色 鉛筆 お すすめ

油性色鉛筆をより快適に使いこなすためには、紙やアクセサリーなど周辺の画材選びも重要です。仕上がりや作業効率を高めるためのアイテムをご紹介します。

油性色鉛筆に適した紙やスケッチブック

油性色鉛筆で描くときは、紙の質感や厚みも大切です。一般的には、表面が少しザラザラした「中目」や「粗目」と呼ばれる紙がおすすめです。色鉛筆の色がしっかり乗りやすく、重ね塗りもしやすくなります。

スケッチブックの場合も、色鉛筆専用や多用途タイプで厚みがあるものを選ぶと安心です。薄い紙だと、力を入れて描くと破れやすくなるので注意が必要です。下記のような紙が人気です。

  • マルマンのスケッチブック
  • ストーンペーパー(石から作られた紙)
  • 水彩紙(多用途で使いやすい)

自分の描きたいスタイルや好みに合わせて、紙選びにもこだわると作品の仕上がりが格段に良くなります。

仕上がりを変えるぼかしやブレンダー

油性色鉛筆でなめらかなグラデーションや色の混ざりを表現したい場合、ブレンダー(無色鉛筆)やぼかしスティックがあると便利です。これらは色鉛筆で塗った部分をなじませ、より柔らかい仕上がりにできます。

また、ティッシュや綿棒を使って軽くぼかす方法もあります。ブレンダーは透明な芯でできているため、他の色を邪魔せずに自然な色のつながりを作ることができます。こうしたアイテムをうまく活用すると、より表現力豊かな作品に仕上げることができます。

便利な収納ケースやアクセサリー

色鉛筆をたくさん持ち歩く場合や、机の上をすっきり整理したい場合は、専用の収納ケースが便利です。布製のロールケースは軽くて持ち運びやすく、ペンスタンドタイプなら机の横に置いても取り出しがスムーズです。

また、芯削り器や消しゴムなどのアクセサリーも一緒に収納できるケースを選ぶと、作業効率がアップします。自分の使い方や収納場所に合わせて選ぶと、描くたびに快適さを実感できるでしょう。

作品を長持ちさせる保存方法

完成した作品をきれいなまま保存したい場合は、いくつかのポイントがあります。まず、直射日光や湿気を避けて保管することが大切です。耐光性のある油性色鉛筆を使っても、長期間光にさらすと退色することがあります。

保護スプレー(フィキサチフ)を仕上げに軽く吹きかけると、色移りや汚れを防げます。また、作品をクリアファイルや専用アルバムに入れて保管すると、折れや汚れからも守ることができます。大切な作品は、保存方法にも気を配りましょう。

色鉛筆を使いこなすテクニックとコツ

油性色鉛筆の良さを活かすためには、ちょっとしたコツやテクニックを知っておくと便利です。塗りムラを防ぐ方法や、きれいなグラデーション作りなど、実践で役立つポイントをご紹介します。

ムラなく塗るための基本技法

ムラなく均一に塗るためには、一定の力でゆっくりと色を重ねるのがポイントです。手首だけで動かすのではなく、腕全体を使って広い面を塗ると、色が安定しやすくなります。

また、筆圧をコントロールしながら、何度も同じ方向に塗らず、斜めや縦横に交互に重ねると、細かな隙間も埋まりやすいです。下地をしっかり塗ることで、仕上がりがより美しくなります。

グラデーションや重ね塗りのコツ

グラデーションや重ね塗りをきれいに仕上げるには、薄い色から徐々に濃い色を重ねるのが基本です。色を変えるごとに筆圧を弱めてなじませながら塗り進めると、自然な色の移り変わりが作れます。

油性色鉛筆は、何度重ねても色が濁りにくいのが特長です。ブレンダーやティッシュを活用して境目をぼかすことで、より滑らかなグラデーションになります。いろいろな色を試して、自分なりの重ね塗り方法を見つけてみてください。

線画や細密描写をきれいに仕上げるポイント

細い線や細密な描写をきれいに仕上げるには、芯が硬めの油性色鉛筆を選び、先をこまめに削っておくのがコツです。芯が丸くなると線が太くなりやすいので、シャープナーできちんと尖らせてから使いましょう。

また、力を入れすぎず、軽く描き進めることで紙を傷めず繊細なタッチが生まれます。細部の色分けやハイライトを残したい場合は、最初に明るい色で下描きをしておくと失敗しにくくなります。

失敗したときの色の消し方と修正テクニック

油性色鉛筆で塗りすぎたり、はみ出したりした場合は、専用の色鉛筆用消しゴムを使うと修正しやすいです。練り消しゴムは柔らかく狙った部分だけを消せるので、細かい修正に向いています。

また、上から明るい色を重ねてカバーする方法や、紙やすりタイプの消しゴムを使って表面を軽く削る方法もあります。ただし、何度も消すと紙が傷みやすいので、やり直したい部分だけを丁寧に直すのがおすすめです。

まとめ:自分に合った油性色鉛筆で表現を楽しもう

油性色鉛筆は、初心者からプロまで幅広く楽しめる画材です。発色や重ね塗りのしやすさ、豊富なカラーバリエーションなど、魅力がたくさんあります。

自分に合った色鉛筆や画材を選び、テクニックを身につけることで、作品の表現力が大きく広がります。ぜひ油性色鉛筆を使って、あなただけの表現の世界を楽しんでみてください。

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この記事を書いた人

漫画やアートで「これってどうしてこんなに心を動かされるんだろう?」と考えるのが好きです。色の選び方や構図、ストーリーの展開に隠れた工夫など気づいたことをまとめています。読む人にも描く人にも、「あ、なるほど」と思ってもらえるような視点を、言葉で届けていきたいと思っています。

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