漫画やイラストを描くとき、色の塗り方や立体感の出し方に悩む方は多いものです。特に、初心者の方は「どうして影や光が自然に見えないのか」「色の重ね方が分からない」と感じる場面もあるでしょう。そんな方におすすめなのが、グリザイユ画法です。グリザイユ画法は、色塗りや陰影の難しさをやわらげてくれる手法で、仕上がりも美しくなります。この記事では、グリザイユ画法の基礎から手順、活用方法まで分かりやすく解説していきます。
グリザイユ画法とは初心者にも分かりやすく解説

グリザイユ画法とは、モノクロ(主にグレーの階調)で陰影や立体感を描き、その上から色を重ねる塗り方です。西洋絵画で古くから使われてきた技法で、漫画やイラスト制作でも近年注目されています。
この方法の良いところは、色を塗る前に明暗や立体感をしっかりと作れる点です。初心者の方でも「どこを暗くするか」「光の方向をどうするか」を意識しやすくなります。また、モノクロで描くことで、色に迷うことなく形やバランスに集中できます。完成後に色を乗せることで、色彩も整いやすくなります。
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グリザイユ画法のメリットとデメリットを徹底比較

グリザイユ画法は、シンプルな手順で立体感のある絵を仕上げやすい反面、いくつかの注意点もあります。ここでは、メリットとデメリットを比較しやすいようにまとめました。
メリット | デメリット |
---|---|
立体感や陰影が描きやすい | 色の調整に手間がかかる場合がある |
色塗りが失敗しにくい | 仕上げに時間がかかることがある |
初心者でも手順を追いやすい | 色味がやや単調になることがある |
たとえば、グリザイユ画法は「影の位置が分かりにくい」という初心者の悩みをサポートしてくれます。しかし、モノクロで描いた上に色を重ねるため、最初は思った通りの色にならないこともあります。色の調整には工夫が必要ですが、慣れてくると自由度も高まります。
グリザイユ画法の基本的な手順を分かりやすく紹介

グリザイユ画法は、次のような順序で進めていきます。初心者でも取り入れやすい方法を紹介します。
- 下書きを描く
最初に、鉛筆やデジタルペンでキャラクターや背景の輪郭を描きます。
- グレーで陰影を塗る
明るい部分から暗い部分まで、数段階のグレーで立体感や光の当たり方を意識して塗っていきます。
- 色を重ねる
グレーでできた明暗の上に、透明度の高いカラーで色を乗せます。デジタルならレイヤーを活用すると便利です。
この流れを守ることで、色塗りが苦手な方も立体感を損なわずに仕上げられます。最初はグレーの変化だけに集中できるので、色選びのプレッシャーも減ります。
グリザイユ画法を使った画材やデジタルツールの選び方

グリザイユ画法に適した画材やツールの選び方に迷う方もいるでしょう。ここでは、アナログ・デジタル両方のおすすめを紹介します。
【アナログの場合】
- 濃淡が出しやすい鉛筆やシャープペン
- 水彩絵の具や薄めたアクリル絵の具(透明度が高いものが使いやすい)
【デジタルの場合】
- レイヤー機能があるイラストソフト(例:CLIP STUDIO PAINT、Photoshop、Procreate)
- 透明度や合成モードが調整できるブラシ
デジタルツールでは、レイヤーを複数使い分けることで、失敗しても簡単にやり直しができます。自分の描きやすさや使いたい機能を基準に道具を選ぶと安心です。
グリザイユ画法を応用して表現力をアップさせる方法
グリザイユ画法をさらに活用すると、漫画やイラストの表現力が大きく高まります。たとえば、明暗の幅を広げることで、キャラクターの感情や場面の雰囲気がより豊かになります。
また、色を重ねる際にレイヤーごとに色味を変えてみたり、背景と人物の明暗差を意識することで、画面に奥行きが生まれます。効果的に使うためには、写真や映画の明暗表現を参考に勉強してみるのも良い方法です。自分なりのアレンジを加えることで、個性的な作品につながります。
まとめ:グリザイユ画法で漫画やイラスト表現の幅を広げよう
グリザイユ画法は、初心者から経験者まで幅広く活用できる便利な手法です。陰影や立体感をつかみやすく、色塗りのハードルも下がります。
漫画やイラストをもっと魅力的に仕上げたい方は、ぜひ一度グリザイユ画法を取り入れてみてください。自分の作品に新しい表現が加わるきっかけになるでしょう。
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